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ハッキンカイロ

アマゾンのオススメに突如上がってきた

ハクキンカイロ

昔、父が愛用していたのを覚えている。
ベンジンを補充のに失敗して、部屋中ベンジン臭くなったものだ
銀色はいつもピカピカ。
黒い別珍の袋に入れて、ポケットにしまうまでをいつも私は見ていた。
父の毎朝の出勤準備だ。

あの頃は、その程度しか暖の取り方は無かった。
外仕事もあった頃の父は、それで指先を温め、雪が降りしきる中、鉄道の保線の作業をしていたのではないかと思う。

父は国鉄職員だった。
兄弟が多く高校に行けなかったが、国鉄に入る為に、定時制高校に進んだ。
道路の土方作業をバイトにして4年で卒業。
国鉄に入ることが出来たそうだ。
それでも高卒での出世は大変なものだったと思う。

多趣味な父は鉄オタでは無かったが、当時の鉄道の発達を身近に経験できたことを思うと、少し羨ましい。

父が生きていれば90歳を超える

白金懐炉

文字通りプラチナが使われている

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