見出し画像

【快活ガチ恋新章】0私生活

平日の休み、気分が重い
普段は休みの日に私は自宅に居ないのに
何故かこの日は自宅にいる
朝、子供を送り、家事をして
迎えまでの時間を潰す

自宅を購入した街で、昔から住んでいるのに
何故か今は違和感がある
月の半分近く居ないからだろうか
見慣れていたハズの道も、店も、
何か遠く感じてしまう

休日の時間が過ぎるのは早い
確りと時計を見張っていないと
気づいたら時間が進んでしまう、、
この日も既に正午を回っていた
何もしてないのに

本当の自分はここにいる自分で
ここに居ない自分は本当じゃない?
それとも逆?
どっちも自分に決まってる、だけど
生きてるって感じがしていないのは何故だろう

寒くはないのに寒く感じる
風邪ひいたわけでもないのに
胃が締め付けられるようだ
変なもの食べたわけでもないのに
これがストレスってヤツなのか?
そんな事を考えていたら子供を迎えに行く時間

久々の私の迎えに喜んでくれる子供達
唯一、存在を認めてくれている
あと何年かしたら違うんだろうけどね、、、
今は素直に向けられる笑顔に
精一杯、父親ヅラしている

妻が帰宅、私は視界に入らない
いや、視界に入れていないのだろう
お互い、子供を通してしか話さない
子供達はネット回線じゃないんだけど、、
私は、ここに居て良いの?ダメなの?

味がしない食事
色の無いテレビ
湧かない食欲
家族団らんて、、テレビの中だけの話?
子供達だって、、きっと気づいてるだろう

「子供が寝たら話がある」
妻から久々に私に向けられた言葉
近くに居ながらも遠投のように距離を感じる言葉
独り言のように、こちらに向かってこない言葉
最近そんな風にしか感じられない

「ゆくゆくは離婚したいと思ってて」
自分の考えと全く同じだった事を
向こうから面と向かって言われた
私は賛成した、その瞬間に
気分が晴れた気がした、、、

家の事、子供達の事、仕事、お金、時間…
クリアしないといけない課題は沢山ある
私とは争う気も無い
その日まで、ただ平穏に居たい、、と
孤独感が少し、強くなった

いつまでも続けなきゃいけないと思っていた
いつまでも耐えなきゃいけないと思っていた
死ぬまで我慢しなきゃいけないと思っていた
死ぬまでこのままだと思っていた、、
だけど、違った

妻と久しぶりに長く話した
ケンカした時以来か、、
こんなに普通に話せるんだ
あー、何も感情持たれてないからか
それなら、それで良いんだけど、、

ほんの少しだけ未来が見えた気がしたけど
孤独感と寂しさが倍になった、、
いつか来る、その日まで
これがずっと続くのか、、、

私は、また快活で一瞬の温もりを求める

いいなと思ったら応援しよう!