IELTS7.0を取得するための単語勉強法とオススメの単語帳
こんにちは。遠藤暁(@str_se)です。
本記事の内容では、ぼくがIELTSでoverall7.0を取得するまでに行った単語対策と、使った単語帳を紹介していきます。
このnoteで解決する疑問は以下の通り。
・オススメの単語帳が知りたい
・単語の勉強の仕方を知りたい
・効率よく単語を覚える方法を知りたい
ちなみに筆者のIELTS受験歴は以下の通りです。
これまで4度受験済みです。
見ればわかると思いますが、パート別の最高スコアは以下の通りです。
Reading:7.0
Listening:7.5
Writing:6.5
Speaking:6.0
IELTSの単語対策に関して、ぼくは本記事で紹介する勉強しかしていません。
それでもOverall7.0は取れたので、参考にはなるかと思います。
ということで早速、本題に入っていきましょう。
【IELTS7.0を目指す人へ】オススメの単語帳
IELTS用の単語帳はいくつかありますが、大事なのは『一冊に決めてとことんやり込むこと』です。
何冊も買う必要はありません。選んだ一冊がボロボロになるまでやりましょう。
ぼくがIELTSの単語対策で使ったのはこちらの一冊。
Amazonで見て評価がよかったのでこれにしました。
ぶっちゃけ下記の単語帳でもいいと思います
自分の好みで好きな方を選んでください。
ただもう一度いいますが、一冊買ったらそれをとことんやりこみましょう。
少なくともぼくは一つ目の単語帳でoverall7.0を取れたので、この一冊はIELTSの単語対策には十分効果があると思います。
【IELTS英単語3500】のメリット
ぼくがこの単語帳を使ってみて感じたメリットをいくつか紹介しておきますね。
・単語がバンドスコアごとに分かれているから取り組みやすい
・類義語と反義語があるから表現が増える
・「いつ使うねん」みたいな例文は無い
・音声も付いている
上記のような感じです。一つずつサクッと解説しておきますね。
✔︎バンドスコアごと
IELTS単語帳3500は、全部で6つのパートで区切られています。
・基本語1000(目標バンドスコア5.0)
・重要語レベル1(目標バンドスコア5.5)
・重要語レベル2(目標バンドスコア6.0)
・重要語レベル3(目標バンドスコア6.5)
・重要語レベル4(目標バンドスコア7.0)
・重要語レベル5(目標バンドスコア7.5以上)
上記の通り。
重要語レベル1〜6はそれぞれ500語ずつなので、基本語1000も合わせて3500語です。
レベルごとに分かれているので、自分が目指すバンドスコアに応じて取り組めるのは魅力的ですよ。
ぼくはoverall6.5取れるまではレベル4までしかやらず、6.5を取得して初めてレベル5に取り組みました。
こんな感じで目指すスコアによってどのレベルまで勉強するか決められるのはいいと思います。
✔︎類義語と反義語
ほとんどの単語に類義語か反義語、もしくは両方が載っているので、同時にそれらも覚えれば表現力がグッと上がります。
IELTSのwritingやspeakingでは、同じ単語を繰り返し使うのは好ましくありません。なので類義語を把握しておくというのは大切なんですよ。
そういった意味で、類義語も同時に勉強できるのはメリットですね。
ちなみにこの単語帳に出てくる類義語や反義語も全部覚えたとしたら、3500語ではなく4000語以上になると思います。
✔︎例文
単語帳は基本的に例文も乗っていますが、たまに「こんな文使わんやろ」っていうような例文もあるじゃないですか。
でもIELTS単語3500にはそういった例文はありません。単語の使い方がちゃんとイメージできる例文ばかりでした。
まぁ例文に対する評価はひとそれぞれなので、あくまでも参考程度にしてください。
✔︎音声付き
発音を確認できる音声がついているのでありがたいです。
電車で移動中などにも音声があれば簡単に学習できますしね。
【IELTS英単語3500】のデメリット
これといったデメリットは見当たりませんが、強いていうのであれば『熟語は学べない』という部分ですかね。
次に紹介する『IELTS4400』は熟語表現も含まれているので、それと比べると熟語がないのはデメリットとして挙げるべきかと思います。
IELTS4400も有名
本記事で紹介している『IELTS3500』以外に有名なIELTS用の単語帳はこちら。
これは3300の単語と1100の熟語で構成されています。
ただぼくは実際に使ったことは無いので、レビューは控えておきますね。
IELTS用の単語帳としては
・IELTS3500
・IELTS4400
上記の2つが圧倒的に有名なので、自分が気に入った方を買えば大丈夫かと思います。
Overall7.0を取得するまでに行った単語対策
さて、ここまではぼくが実際に使った単語帳を紹介してきましたが、次は単語対策を解説します。
一応この方法でIELTSのoverall7.0を取れたので、これからぼくと同じように7.0を目指すひとにはぜひ参考にしてもらいたいですね。
それでは解説していきます。
対策①:一回で覚えようとしない
本記事で紹介した2冊の単語帳のうちどちらかを買ったら、まずはひたすらそれをやり込みましょう。
その際に注意すべきなのは、一回で覚えようとしないこと。
何回も繰り返して同じ単語を何度も目にすることで、少しずつ覚えていけるんです。
ぼくは冗談抜きで、IELTS3500は30周以上しました。
ぶっちゃけそれだけやり込んでも、まだいくつか「これどういう意味だっけな」っていう単語はあります。
まぁぼくの記憶力が悪いというのもありますが、それくらいやり込まないと単語って定着しませんからね。
一応ぼくがやった単語対策の手順を紹介しておきますね。
✔︎①まず2〜3周してみる
IELTS用の単語帳を買ったら、とりあえず2〜3周ザッと目を通します。
この段階では覚えようとする必要はありません。
「この単語帳にはこんな単語があるんだな」程度です。
✔︎②さらに2〜3周
次に、さらに2〜3周しましょう。
ただし今回は一つ一つの単語にもう少し時間をかけます。
単語、意味、例文を最低でも3回ずつは目を通すイメージですかね。
✔︎③類義語と反義語
ここまでですでに4〜6周はしていることになります。
ここからは類義語と反義語にも目を通しつつ、さらに2〜3周。
最初から類義語と反義語に触れない理由としては、負担が大きすぎるから。
IELTS3500の場合は、一つに単語に2〜3個の類義語や反義語が書かれていることも普通にあります。
なので最初からそれらを覚えようとするとかなり時間がかかってしまうんですよね。
最初は負担を軽くして、徐々に負荷をあげていくイメージです。
✔︎④覚えの悪い単語
①〜③で、すでに6〜9周している計算です。
ここまでくると、出てくる単語が以下のどれかに分類されるはずです。
A. 単語をみただけで意味がわかる単語
B. 例文を読めば意味がわかる単語
C. 例文をみても意味が理解できない単語
当然、ここからはBとCを徹底的に繰り返します。
Aは週1くらいで軽く復習すれば問題ありません。
BとCを重点的に取り組み、最終的にすべての単語がAの状態になるようにしましょう。
対策②:『暗記:復習』のバランスを考える
単語勉強は、
・新しい単語の暗記
・覚えた単語の復習
この2つがありますが、2つのバランスを考えることがめちゃくちゃ大切です。
復習をしないせいで一度覚えた単語を忘れてしまったら、いくら新しい単語を覚えても語彙量は増えません。
なので暗記と復習は両方やりましょう。
ぼくは『復習5:暗記5』くらいのバランスでしたが、自分がやりやすい配分でやることが大切かと思います。
対策③:問題集に出てくるわからない単語も覚える
単語帳を5周くらいしたタイミングで、一度IELTSの過去問を解いて自分の実力を把握することをオススメします。
問題集はCambridge IELTSの新しいものから3冊くらいやっておけばOKです。
そしてこの問題集に出てきたわからない単語も覚えましょう。
単語帳の単語+問題集内のわからない単語
これを頭に叩き込んだおかげで、ぼくはIELTSでoverall7.0を取れました。
めちゃくちゃ時間がかかりますが、単語を覚えないことには高得点は狙えません。
がんばりましょう。
✔︎他の単語はやらない
ちなみにぼくは、本記事で紹介した単語帳と問題集以外の単語は勉強していません。
電車での移動中といったスキマ時間にBBC NEWSなんかの記事を読んだりしましたが、それらの記事内のわからない単語は放置でした。
理由としては「キリがないから」。
分からない単語や表現なんていくらでもあるので、全部覚えるなんて無理だしキリがありませんよね。
IELTSで高得点を狙うのであれば、IELTS用の単語帳とIELTSの問題集に出てくる単語を覚えることに力を注いだほうがいいと判断しました。
まぁそこは個人の好みですので、自分で判断しましょう。
単語暗記は『勉強』ではなく『作業』です
ということで、ぼくがIELTSで7.0を取るために使った単語帳と単語対策を紹介してきました。
単語暗記/復習は、『勉強』と考えず『作業』と捉えるのがいいなと個人的には思います。
食事や歯磨きと同じような位置づけに単語対策があるという感じ。
「さぁやるぞ!」って意気込んで単語対策をしたら疲れます。単語対策って退屈だし地味ですからね。
淡々とこなせるくらい『作業化』してしまいましょう。
みなさんがIELTSでいいスコアが取れることを願っています。