IELTS対策に必須の参考書8選【overall7.0を目指す人向け】
こんにちは。遠藤暁(@str_se)です。
本記事の内容は以下の通りです。
・IELTSという試験の解説
・IELTS対策に必要な参考書の紹介
・IELTS overall7.0ってどれくらいの英語レベルなのか解説
ちなみに筆者のIELTS受験歴は以下の通り。
これまで4度も受験済みです。
見ればわかると思いますが、パート別の最高スコアは以下の通りです。
Reading:7.0
Listening:7.5
Writing:6.5
Speaking:6.0
ちなみに、本記事で紹介している参考書のほとんどはぼくがIELTS対策で実際に使用したもの。
本記事の参考書を活用してoverall7.0を取れたので、それなりに説得力はあるかと思います。
ということで早速、本題に入っていきましょう。
IELTSってどんな試験?
まずはIELTSという試験について、簡単に説明しておきます。
・すでにIELTSを受験したことがあって概要を知っている人
・受験したことはないけどすでに調べてIELTSの知識はある人
上記に当てはまる人は、このパートは飛ばしてOKです。
IELTSという試験を全然知らない人は、ここからしっかり読んでみてください。
✔︎概要
IELTSとは『International English Language Testing System』の略。
・TOEIC
・TOEFL
・英検
上記の英語試験に並び、そこそこ有名な英語の試験の一つ。
受験料は1回25,380円。47都道府県どこでも受験できるわけではなく、試験が実施される場所は限られています。
また受験方式は下記の2種類。
・ペーパー方式
・コンピューター方式
✔︎ペーパー方式
紙と鉛筆で受験するのがペーパー方式。特に解説する必要はないかと。
✔︎コンピューター方式
・リーディング
・リスニング
・ライティング
上記の3つをコンピューターで行います。
スピーキングのみコンピューターではなく試験官と対面で実施。
自分の好みに合わせて受験方式は選べます。
✔︎実際の試験の流れ
試験当日は、以下の流れで4技能が行われます。
・ライティング(60分)
・リーディング(60分)
・リスニング(40分)
・スピーキング(11~14分)
最初の3つは午前中に行われ、スピーキングは午後or翌日。
IELTSには1dayと2dayという種類があり、1dayの場合はライティングなど3技能と同日の午後にスピーキングが行われます。
2dayの場合、スピーキングのみ翌日の実施。
より詳しい試験の流れは下記のリンクからご覧ください。
✔︎どんな人が受験する?
IELTSを受験する理由は人それぞれですが、多くは『海外の大学(院)に入学するため』かと。
実際ぼくもその理由で受験しました。
海外の大学(院)に入学するには、英語力を証明する必要があります。
・TOEFL
・IELTS
基本的に上記のどちらかの証明書を提出する形。
TOEICは海外では全然通用しないので意味ないです。
もちろん上記の理由以外で受験する人もいると思うので、「受けたい人が受ける試験」という理解でいいと思いますね。
IELTS対策に必須の参考書8選【overall7.0を目指す人向け】
IELTSに関する説明は終わりです。ここからいよいよ本題の『参考書紹介』に入っていきます。
IELTSの説明を読み飛ばした人も、ここからはしっかり読んでくれると嬉しいです。
というわけで、本記事で紹介するのは以下の7つの参考書+番外編1つ。
①Target Band 7
②実践IELTS 英単語3500
③IELTS 必須英単語4400
④English Grammar in Use
⑤Cambridge IELTS Academic
⑥IELTSブリティッシュ・カウンシル公認 本番形式問題3回分
⑦Science Research Writing
⑧番外編:Udemy
順にみていきましょう。
参考書①:Target Band 7
一つ目は『Target Band 7』。
4技能すべてのtipsを教えてくれるので、全体的に満遍なく対策するにはうってつけの一冊かと。
しかし内容はすべて英語で書かれているので、そこそこ英語が読める人でないと厳しいかなと思います。
とはいえめちゃくちゃ難しい単語が使われているわけではありませんし、『英語で英語を勉強する』というのも大切なので、ぜひトライしてみて欲しいですね。
ちなみに上記の英語バージョンはFourth Editionですが、Third Editionのものは日本語版もあります。
型が古くても日本語の教材がいいのであれば、こちらを使ってください。
参考書②:実践IELTS 英単語3500
続いては『実践IELTS 英単語3500』。IELTS対策用の単語帳としては王道ですね。
ぼくはこの一冊を何周も繰り返して読み込み、徹底的に頭に叩き込みました。
単語は4技能すべての基礎です。単語を覚えるのが嫌いな人も、逃げずに頑張って取り組みましょう。
参考書③:IELTS 必須英単語4400
IELTS対策用の単語帳としてもう一つ有名なのが、『IELTS 必須英単語440』。
ぼくは使っていないので具体的なレビューは避けますが、収録単語数的にはぼくが使った『実践IELTS 英単語3500』よりも多いですね。
単語帳は本記事で紹介した2つのうちどちらか一冊で十分です。
選んだ一冊を徹底的に頭に叩き込みましょう。
参考書④:English Grammar in Use
文法対策としてぼくが利用したのがこの一冊。
赤、青、緑の3種類がありますが、青だけで十分です。
ぼくは赤と青の両方やりましたが、赤は本当に英語初心者向け。
もう一度言いますが、これから文法の勉強をしようと考えている人は青だけで十分です。
この参考書もすべて英語で書かれていますが、特に難しい単語は使われていないので問題ありません。
英語で英語を勉強することに慣れましょう。
参考書⑤:Cambridge IELTS Academic
ぼくがIELTSの本番同様の試験を練習するために使ったのは、この『Cambridge IELTS Academic』シリーズ。
毎年最新版が出版されるので、最新版から最低でも2冊、できれば3冊は解いておきましょう。
ぼくは3冊買って全部で3周ずつくらい解きました。
わからない単語は片っ端から調べて覚えましたし、この問題集は相当使い込みましたね。
そのおかげoverall7.0を取れたので、Cambridge IELTS Academicシリーズはめちゃくちゃオススメです。
参考書⑥:IELTSブリティッシュ・カウンシル公認 本番形式問題3回分
IELTSの本番形式の問題練習ができるものとして、先ほど紹介した『Cambridge IELTS Academic』以外に有名なのがこちら。
ぼくは使ったことないので具体的なレビューはできませんが、めちゃくちゃ有名なので安心して買ってOKだと思います。
Cambridge IELTS Academicはすべて英語で書かれているのに対して、この問題集は日本語も記載されているので、その辺の好みでどちらを買うか決めてもいいかもしれませんね。
参考書⑦:Science Research Writing
こちらはライティングの対策になる一冊。
この本は正確にいうと、IELTS対策用ではありません。
①英語での論文の書き方
②英語で論文を書くときに気をつけるべきこと
③論文で使えるフォーマルな単語や表現
上記のようなことが解説されている一冊です。
この本をIELTSライティング対策にオススメな理由は、上記の③があるから。
ライティングのTask2はフォーマルな文章を書く必要があるので、本書に出てくる単語や表現はそのままIELTSのライティングで活用できるんです。
またIELTSを受験する人の中には将来的に海外の大学(院)に進学する人が多いと思うので、今後英語で論文を書くことになるかと。
・IELTSライティング対策になる
・将来的に英語で論文を書く機会があるからその準備にもなる
上記の2つの理由から、Science Research Writingは強くオススメしておきます。
⑧番外編:Udemy
さいごは番外編として、『Udemy』というものを紹介しておきます。
これは参考書ではなく、オンライン学習サービス。
Udemyには本当にいろんな動画講義がありますが、IELTSに特化した講義もたくさんあるんですよ。
ぼくが実際に購入したIELTS対策の講義は以下の6つ。
ライティングとスピーキング用の講座を購入し、勉強しました。
ただ上記の6つはぼくがoverall7.0を取った後に「また今後受ける時のために買っておこう」くらいの気持ちで買ったもの。
なので上記の講座を購入した後にIELTSを受験したわけではないので、実際にどれくらいスコアに反映されるかは未知です。
ですが講義を一通りやった感想としては、スピーキングは講義を見た後の方がハイスコアは取れそうな感覚ですね。
ちなみにUdemyは年に何度か80%~90%OFFというわけのわからないセールを行うので、もし購入しようと考えている人はセールの時期に買うようにしましょう。
IELTSのライティングとスピーキングは別途対策が必須
ということで、IELTS対策に必須の参考書を紹介してきました。
overall7.0を取得した個人的な意見は、以下の通り。
リーディングとリスニングは参考書だけの対策で十分だけど、ライティングとスピーキングは別途対策が必要。
そう思った理由を解説しておきます。
✔︎ライティング対策
IELTSのライティングは、一番スコアを上げるのが難しいかと。特にライティングのバンドスコア7.0以上を取るには相当の努力が必要ですね。
IELTSライティングには明確な採点基準があり、それは以下の通り。
Task 1
Task Achievement (課題の達成度)
Coherence and Cohesion (一貫性とまとまり)
Lexical Resource (語彙力)
Grammatical Range and Accuracy (文法知識と正確さ)
Task 2
Task Responce (課題への回答)
Coherence and Cohesion (一貫性とまとまり)
Lexical Resource (語彙力)
Grammatical Range and Accuracy (文法知識と正確さ)
✔︎ここで質問
さて、一つ質問です。
あなたの周りにこの『IELTSの採点基準』を理解した上で、あなたが書いた英文を添削してくれる人はいますか?
ほとんどの人は「いない」と答えるかと。
つまり自分一人で英文を書く練習をしても、それがどれくらい採点基準に沿っているのか、単語や文法は正しいのかなどの判断はできないんですよね。
なのでライティングは、自分で書いた英文を『添削してくれる人』が必要なわけです。
そんな時に役に立つのが『IELTS専用の添削サービス』。
下記のnoteにてIELTSライティングの添削をしてくれるサイトを紹介しています。
添削サービスをうまく活用して、ライティングのスコアアップにつなげましょう。
✔︎スピーキング対策
ライティング同様、スピーキングも別途対策が必須ですね。
まずは下記のnoteにて紹介している『IELTSスピーキングの例題を閲覧できるサイト5選』で、例題に対する解答を自分なりにイメージしましょう。
ぼくが購入したUdemyの『IELTS Speaking: Improve your Language for Bands 7.0+』と『IELTS Speaking Part 3: How to get Band 7.0 and higher』では少し複雑な単語や表現を交えた模範解答がたくさん用意されているので、それらを本番の試験でそのまま使うだけでもスコアアップにつながるかと。
ある程度自分なりの回答がイメージできたら、下記のnoteで紹介している『質の高いIELTS対策ができるオンライン英会話サービス』を利用して、とことん話す練習をしましょう。
話せるようになるには話す練習をするしかありません。コツコツやっていきましょう。
まとめ
・IELTSという試験の概要
・IELTS対策に必須な参考書8選
・IELTSのライティングとスピーキングは別途対策が必須な理由
上記を解説してきました。
IELTSでoverall7.0を取るのは、ぶっちゃけ結構大変ですしかなりの労力が必要。
でも毎日コツコツ継続して勉強を続ければ、必ず取れます。
ぼくは中学時代は英語の成績で『2』を叩き出すほど英語が苦手でしたが、今はこうしてoverall7.0を取れるくらいの英語力を身につけられました。
誰だってやればできるんです。頑張りましょう。
さいごまで読んでくださりありがとうございました。