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IELTS6.5のレベルや対策を詳しく解説します【実体験アリ】


こんにちは。遠藤暁(@str_se)です。


本記事では、IELTS6.5がどれくらいのレベルなのかを解説すると同時に、6.5を取得するための対策を紹介していきます。


ぼく自身、IELTS6.5を2度取得しました。最終的にはoverall7.0を取っています。

6.5は、努力すれば誰でも到達できるレベルです。


ぼくは高校時代に英語の成績で2を叩き出すほど英語が苦手でしたが、コツコツ勉強したら到達できました

なのであなたも、6.5なら必ずクリアできますよ。


ということで、本記事が解決する疑問は以下の通り。

・IELTS6.5はどれくらいの英語力なの?
・日本人はIELTSで平均どれくらいのスコアを取るの?
・どういったケースでIELTS6.5が求められるの?
・6.5を取るための対策は?
・どれくらいの勉強時間が必要?


ちなみに筆者のIELTSの成績は以下の通りとなっています。

2020-11-13-14.08のイメージ-1


これまでに2回Overall 6.5を取得済みです。最高スコアは7.0。


これとは別に、2020年5月末に海外留学エージェントbeoのIELTS模擬試験を受けましたが、そのときの結果は以下の通りでした。

R:5.0
L:5.5
W:5.0
S:6.0
O:5.5

つまりIELTSの勉強を始めた時の英語力は上記のレベル。5月末に5.5で9月半ばに6.5に届いたので、約4ヶ月かかったということですね

ここからコツコツ勉強して、6.5に無事到達できました。

ということで早速、IELTS6.5の難易度や対策について解説していきます。




IELTS6.5のレベルと対策


ぼくがIELTS6.5に到達するまでの経緯を交えながら、6.5の英語力や対策について掘り下げていきましょう。




IELTS6.5はどれくらいの英語力?


まず「そもそもIELTS6.5ってどの程度の英語力なの?」という疑問を解決しておきますね。

IELTS6.5というレベルをTOEFLやTOEICの点数と比較すると、以下のような感じになると思います。


・TOEFL iBT:80点~90点
・TOEIC:800点~900点


ただしこれは公式に発表されている比較ではありません。

というのも、それぞれ試験形式が違うので正確な比較ができないんですよね。


・IELTS→紙ベースの試験(最近はコンピューターベースもある)。Speakingは試験官との対面形式。
・TOEFL→4技能すべてコンピューター形式。WritingとSpeakingはReadingやListeningとの複合問題。
・TOEIC→そもそもReadingとListeningのみ


なのでたとえTOEICで高得点が取れたとしても、IELTSではWritingとSpeakingもあるからそれらが足を引っ張ってしまうため、いい点数が出せないなんてこともありそうです。

ですので上記の比較はあくまで参考程度にしてください。




日本人のIELTS平均スコアはどれくらい?


2019年のIELTSに関する様々なデータが公開されている興味深いサイトを見つけたので、紹介しておきます。


上記のサイトでは以下のようなデータが見れます。

・モジュール別の受験者数
・性別の受験者数
・国籍別のバンドスコア平均
・第一言語別のバンドスコア平均


ちなみに、日本国籍の人のバンドスコア平均と、第一言語が日本語の人のバンドスコア平均は全く同じでした。

スクリーンショット-2020-12-27-20.26.28-1

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平均は以下の通りです。

Reading:6.1
Listening:5.9
Writing:5.5
Speaking:5.5
Overall:5.8

やはりwritingとspeakingが足を引っ張るようですね。


6.5を目指すのであれば、日本人の平均を1.0上回るくらいの英語力が必要です。

※ちなみに上記の平均値は『アカデミックモジュール』です。




どういったケースでIELTS6.5が必要?


IELTSを受験する理由はひとそれぞれですが、6.5を目指すひとのほとんどは海外大学(院)に入学するためだと思います。

ぼくがIELTSを受けた理由も、イギリスの大学院に進学するため。


海外の大学(院)は、入学条件として一定の英語レベルを設定しています。

その英語レベルを測るために用いられる試験のひとつがIELTS。
TOEFLかIELTSのどちらでもOKな大学(院)がほとんどですが、IELTSをえらぶ日本人が多い印象ですね

テスト形式的にIELTSのほうが好まれやすいと思います。



✔︎入学条件がIELTS6.5

そして海外の大学(院)の多くは、IELTS6.5を入学条件としているところが多いです。

ぼくは3つのイギリスの大学院に出願しましたが、2つが6.5でした(ちなみにもう1つは7.0)。


ただしOverallで6.5取ればいいのかというと必ずしもそうではなく、以下のような条件が課されることも多いです。

IELTS Overall6.5(R/L/W/Sの全てのパートで6.0以上)

上記のような条件があると、たとえOverallで6.5取れたとしても4技能のうちどれか1つでも5.5以下だとダメ。


入学に必要なスコアや条件は大学(院)や学部によって違うので、各自でしっかりチェックしてください。



✔︎6.5のパターン

各パートで6.0以上かつOverallで6.5を取得するなら、以下のスコアを取るのが一番の近道かと。


Reading:6.5
Listening:6.5
Writing:6.0
Speaking:6.0
Overall:6.5


ReadingとListeningはスコアが伸ばしやすいです。自分一人でも簡単に勉強できるので。

一方WritingとSpeakingは誰かからフィードバックをもらったりしないとなかなか難しいので、スコア伸び悩みますね


なのでReadingとListeningで確実に6.5を取り、WritingとSpeakingは頑張って6.0を取れるようにしましょう。




IELTS6.5を取るための対策


ここからはIELTS6.5を取るために、どんな対策をするべきなのかを紹介していきます。




対策①:徹底的に単語を覚える


まずは単語を覚えましょう。単語がわからないと、4技能すべてにおいて高得点を叩き出すのは難しいと思ってください。

IELTS対策用の単語帳があるので、どちらか一冊やればOKです。



この単語帳に出てくる単語をひたすら覚えましょう。

単語対策については以下の記事で詳しく解説しているので、合わせてご覧ください。





対策②:問題集を解いて自分の実力を知る


ある程度上記の単語帳の単語を頭に入れたら、一度IELTSの問題集を解いてみましょう。



こちらは毎年最新版が出版されるので、新しいものから3冊くらい買ってください。

まずは一冊分くらい解いてみて、自分がどれくらいできるのか把握しましょう。


WritingとSpeakingは自分で採点はできませんが、仕方ありません。ReadingとListeningだけでも、しっかり自分の実力を把握してください。




対策③:苦手なパートを理解する


問題集を何度か解くと、自分が苦手なパートがわかってくると思います。


・リーディングは結構できるけど、ライティングが壊滅的
・スピーキングは意外とできるけど、リスニングが全然聞き取れない


などなど、自分はどのパートが苦手なのかをちゃんと理解してください。

overall6.5を取るには

Reading:6.5
Listening:6.5
Writing:6.0
Speaking:6.0

が一番の近道だと言いました。

苦手な部分を重点的に取り組みつつ、上記のスコアに近づけるように計画を立てていきましょう。


ちなみに、リーディングとリスニングに関してはそれぞれ対策の仕方を記事にまとめていますので、合わせてご覧ください。





どれくらいの勉強時間が必要?


当然ですが、ひとによります。


・英語が好きか嫌いか?
・英語が得意か不得意か?
・普段の生活で英語にふれる機会はあるか?
・対策にどれくらいのお金をかけられるか?(IELTS対策に長けた教師とのマンツーマンレッスンを受ける等)


上記のような要素がひとによって違うので、6.5を取るためにどれくらいの時間が必要かは一概にはいえません。


ぼくが6.5に到達するまでの流れをたとえとして紹介しておきますね。

5月末:Overall 5.5(R5.0/L5.5/W5.0/S6.0)
7月末: Overall 6.0(R6.5/L6.0/W6.0/S5.0)
9月半ば:Overall 6.5(R6.5/L6.5/W6.0/S6.0)

6.5を取得するまで、期間でいうと約4ヶ月かかっています。


ちなみにぼくはこの期間は仕事をしていなかったので、毎日8時間は勉強していました。

毎日8時間の勉強を4ヶ月続けて、Overallが1.0上がったというわけですね。なかなか気の遠くなる作業です。


ただぼくは高校時代に英語の成績で2を叩き出したことがあるくらい英語が苦手でセンスのかけらもないので、みなさんはもうちょっと少ない時間でスコアアップできると思います。

それでもOverallを1.0あげるには、すくなくとも700時間程度の勉強が必要だと思ってください。



✔︎ネットの情報

IELTSに関するほかの記事をみていると「だいたい200〜300時間の勉強で0.5上がる」という記述をみかけますが、個人的には当てにしていません。

IELTSの勉強をやり始めてみればわかると思いますが、スコアをあげるのはそんな簡単じゃないです。


200時間で0.5もスコアが上がるのは短期的にみっちり対策をした場合や、IELTS対策に長けたプロの講師とマンツーマンレッスンをみっちりやった場合とかですかね。

自分でコツコツやっていくなら、普通に倍以上かかると思ってください。


ぼくは『一日8時間×4ヶ月』でOverallが1.0上がったので、一ヶ月を30日とすると、

8時間×120日=960時間

Overallを1.0上げるのに960時間かかりました。


これはさすがにかかりすぎですね。でもぶっちゃけこれくらいの覚悟はしておいた方がいいと思います。




まとめ:IELTS6.5は努力次第で到達可能


ぼくはかなり時間がかかりましたが、努力を続ければIELTS6.5には必ず届きます。

みなさんが6.5を目指している理由はわかりませんが、必ず取得しないといけないのであればコツコツ頑張りましょう。


本記事の『6.5を取得するための対策』で紹介した方法を参考にしながら、毎日勉強し続けてください。

みなさんが6.5に到達できることを願っています。



✔︎おまけ

IELTSの練習問題がたくさん載っているサイトをみつけました。

練習しまくって損はないので、ぜひ活用してください。



ということで、今回は以上です。

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