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オートメーション めんどくさい!について
偶然、違うことでネット検索していると発見したコメントでした。
経験談もふまえて、少しこの件についてお話していきたいと思います。
自分もめんどくさかった
オートメーションって、細かい作業でありますし、ヘッドフォンで何度も同じ音を繰り返し聴きながら、マウスでカチカチするのがイヤでした。
そもそも、同じ部分を何度も繰り返す聴くので、耳の疲労とマンネリ化する時間が、だんだんと受け入れられない時期もありました。
結局は、、
「価値」が理解できていなかったから、こういったことになるのだと、今なら感じます。
今なら「オートメーションは必要です」と言えます。
「価値」を理解できた瞬間
① 耳の成長
まずは、少しの音量差でも気が付くことができるように、DTM(MIX)用の「耳が成長した」ということが大きいと思います。
「目立つ必要がない箇所の音が大きい」
「ココだけ音を少し大きくしたい」
耳が敏感になると、ちょっとした音の流れが気になることがあります。
そういった時に、オートメーションを実行すると、聴きやすいサウンドに変化することになります。
結果的に、聴いていただける人にも、心地よいサウンドを提供することにつながります。
② (各)トラックの音量バランス
また、オートメーションを実行すると、(各)トラック全体の音量バランスを整えることができます。
コンプレッサーでまかないきれない「音量」というのもが存在するので、やはりオートメーションを実行すことにより、よりきれいに整った(各)トラックの音量バランスが構築できます。
そうすることで、最後のマスタリング時に、リミッター・マキシマイザー等で、音圧をあげる時に、きれいに圧縮することが可能です。
こういったことが理解できた時、「オートメーションはめんどくさい」という考え方は、だんだんとなくなりました。
Vocal Rider(WAVES)は自動でオートメーション可能だが・・
有名なプラグインで、Vocal Riderというものがあります。
トラックに挿すだけで、自動でオートメーションを行ってくれる代物です。
とにかく便利。
Vocal Riderを手に入れたときは、マウスでカチカチやる必要がなくなった!とも感じれる瞬間でした。
しかし、ここからが自分の個人的な「落とし穴」がありまして、、それは、
耳が成長しない。。
未熟な自分が、今やるべきことがないと判断し、すこしでも「聴く」「編集する」の繰り返しを行うようにしました。
今は、状況に応じて、臨機応変に、自分で編集したり、Vocal Riderを使った後、細かい部分をマウスで編集したりします。
余談ですが、個人的に、Vocal Riderをサイドチェーンで活用すると、よりVocal Riderの便利さと魅力に心奪われている自分に気がつきます。
EQ・コンプと同等に、オートメーションは重要と考えます。
よく専門雑誌や動画などを拝見すると、MIX時は、EQとコンプレッサーが重要というキャッチコピーをよく見ますが、それと同等に「オートメーション」についても、深く理解をすることをおすすめします。
「オートメーション めんどくさい」と思う方でも、以下のタイプに分かれると思っています。
「めんどくさい」と感じるが、イヤイヤでも実行してる人。
「めんどくさい」と感じていて、実行していない人。
もし、仮に「オートメーション めんどくさい」と感じていて、実行していない人の中で、曲のファイルが完成して聴いてみると、「何かが足りない」「違和感を感じる」場合は、可能性として、オートメーションが原因かもしれません。
目的が「良いサウンド」作りであれば、手間も惜しまなくなると思います。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
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