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漢字練習をサボりたい子どもたち【ほっと一息】

こんばんは、"もっちゃん”です。
記事に興味を持ってくださり、ありがとうございます。

本日は、少し考えさせられるニュースを取り上げたいと思います。

◯注目ニュース「えんぴつダブルくん」

先日Yahooニュースにあがっていたものになります。

小学3年生が、嫌いな漢字練習で楽をするために発明した
“えんぴつダブルくん”
が取り上げられていました。

もう写真を見ていただければわかる通りです。

少しでも漢字練習で楽をするために、えんぴつを2つ繋ぎ合わせたアイテムを小学生が開発しているのです。

おそらく同じようなことを考え、実行している人はたくさんいるのではないでしょうか。

私もアイテムを作るまではいかなかったにしても、鉛筆を2本持って攻略できないか、模索していた時期もあります。

時を超えて、どの時代でも小学生は同じようなことを考えるものなのだなぁと感心してしまいました。

◯漢字練習は普遍的なもの?

一方で、気になる点もあります。

私の小学生の頃から30年近く経った今でも、漢字練習は変わらず行われているということ。

それがけっこう意外でもありました。

日本人が違う言語を用いるようになったわけではないし、漢字は日々の生活の中でも使うものです。

ただ、パソコンであったりスマホであったり、文字の使い方に関してはこの30年で大きな変化があったように思います。

それでも漢字練習という文化が残っているのが少し意外ではありました。

一方では「宿題の削減」とか「学習の個性化」とか、いろいろなことが囁かれる一方で、漢字練習が求められているのはなぜなのでしょう。

時を超えて漢字練習が行われるのはなぜなのでしょう。

◯漢字練習は何のためにする?

そもそも、漢字練習というのは何のために行うのでしょうか。

私が子どもの頃は、宿題としてでる以外にも、朝の学習という授業外の時間があり、そこでは毎朝漢字練習を行っていたりもしました。

週末には確認テストがあったりもしました。

そう考えると、第一には「漢字という知識の定着」が一つあるように思います。
書くことで覚える、というのは確かだと思います。

実際、パソコンを使うばかりで漢字を書くことが少なくなった学生時代から、
私の漢字能力は激落ちしているようにも思います。

また、文字を書くということにも良いところがあるように思います。
「文字を書く技能の獲得」が第二にあるように思います。

なんとなく、書字技能の獲得には反復練習がかなり効果があると思います。
そのための漢字練習、というった側面はあると思います。

他にも「心を落ち着ける」とか、写経的な良さもあるのだろうと思います。

そのときそのときで目的はあるのでしょう。

◯なぜみんなサボりたがる?

そんな漢字練習ですが、なぜここまでしてみんなサボりたがるのでしょうか。

めんどくさい、とか、時間がかかる、とか色々な理由が考えられます。

その辺はもうどうにもならないとも思います。でも、解決しうる原因には、
「子どもたちが漢字練習の意義を理解していない」
「子どもたちが漢字練習の有効性を実感していない」

といったことはあるように思います。

上記記事のようなアイデアは、完全に上で挙げたような漢字練習の利点を無にするものかと思います。

ただ、それらをわかったとしても、子どもたちにとって他に優先すべきことがあったら、漢字練習はサボる対象になってしまうでしょう。

そのくらい、漢字練習にはサボりたくなる理由があると思うのです。

◯漢字練習、いる?

私は大人になってきて、漢字練習の良さに気づいてきたこともあって、子どもたちにも漢字練習に前向きに取り組んでほしいと思っています。

でも、子どもたちがそれをサボるためにアイテムを開発したり、それがネットで共感を生んでいるような現状を見ると、

漢字練習って、別に強制的にやらんでも良いのでは?

とも思ってしまいます。

学校でやるにしても、あくまで漢字を身につけるための方略の1つ、くらいに考えておいた方がいいのかもしれません。

子どもによっては、あんなに同じことを繰り返すのはしんどいとも思います。

何か、違う形で漢字練習の良さを享受できたりするとよいのですが…。
何かありませんかね?


そんなことを考えたニュースでした。

面白い!と思いながらも、少し切ない感じもします。

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