教員は魅力的だろうか【ほっと一息】
こんばんは、“もっちゃん”です。
記事に興味を持ってくださり、ありがとうございます。
本日も気になったニュースについて取り上げたいと思います。
◯医者の長時間労働のしんどさ
医学部を出て外科医として働いていた方を取り上げた記事です。
外科医としての勤務がしんどすぎて、美容整形医として働くようになった方です。
医者の業界では、現在、「美容整形医」や「美容皮膚科」が増加傾向にあるようです。
外科医としての勤務が激務すぎて疲弊し、やりがいを感じられなくなった
と記事の中では書かれています。
おそらく、外科の専門医として働いていた方ですから、非常に優秀な方だし、志も非常に高い方だったのではないかと思います。
そこで疲弊したこの方は、保険診療ではなく、自由診療の美容整形で勤務なさっているようです。
外科と比較しても手術の難易度も低く、年収までも外科として勤めていた時よりも大幅に増加したようです。
その心的負担の軽さや、年収の高さも相まってか、
2020年では、35歳未満の医師のうち、15%以上が美容外科で勤務しているようです。
もちろん美容外科を否定的に見るつもりは毛頭ありません。
ただ、上記のような例から、それが増加傾向にあるとしたら、なんとも切ない状況のようにも思います。
勝手なイメージではありますが、最初から美容外科になることを夢見て医学部に進学する人って、そんなに多くないように思います。
ただ、そのコスパの良さ(?)ゆえに、そちらに動いていく例が多いとすれば、
医療の業界はどんどん厳しくなる一方のようにも思います。
少し考えさせられる例でした。
◯教員業界と少し重なる?
なんとなく、教員の業界と少し重なる部分があるように思いました。
もちろんその心的負担や経済面に関して医療業界とは差が大きいところはありますが、
なんとなく現在の構造としては似ているような気もします。
田舎においては、比較的スタンダードな公立学校への勤務から、
私立学校等への人材の流出。
あるいは、教員経験を謳い別の業界への流出。
若手がどんどん公立学校(特に中学校)への勤務を志望しなくなる。
なんとなく、同じ構造のように感じる次第です。
◯インフルエンサー的存在
美容外科業界では、SNS等でのインフルエンサー的な方もいらっしゃるように思います。
そういう方の存在も大きいように思います。
おそらく教員界においても同様かと思います。
教員を離れて、別の形で活躍していくのもとても良いことかと思います。
そういった方を個人的には応援したいところですが、若手がみんなそっちに流れてしまうのも考えものです。
太刀打ちするには、教員界のカリスマ的な方がインフルエンサー的な存在になっていくしかないのでしょうか!?
なんか、そう考えていくと
「教員の魅力を発信する」
という各自治体等の行為に、ある種正解はあるような気もします。
ただ、何か足りないんだよなぁ、という感じもします。
◯公立学校の教員の魅力って?
なんか面白いページがありました。
文科省が、各自治体の出しているものを紹介しています。
文科省、ちょっと他人事すぎないか?と感じるところもありますが、各自治体の比較にもなるし、見ていると面白いです。
中学校の教員をやっていると、私立高校の生徒募集パンフレットなんかもたくさん目にします。
圧倒的に公立学校より私立学校の方がパンフレットの中身は充実していますよね。
なんとなくここにもその雰囲気を感じます。
このままだと、本当に日本の公教育がヤバい気がする!
と、ここまで書いておいて、公立学校で働く自分自身が、どこか他人事のように捉えてしまっているようにも感じます。
みんなで考えていかないと、解決には向かわなさそうな事態ですよね。
我々のすべきこととしては、何なのでしょう。
◯教え子が教員志望だったりすると嬉しくなる
現場の教員として、なんとなく嬉しく思うのは、
受け持っていた生徒が教員志望だったりすることです。
「先生の働いている姿を見て〜」
なんて文言がついていたりしたら、本当にこの上なく嬉しいです。
現場で働いている先生にできることって、一番はこういうことなのかなぁと。
SNSとかで発信しまくるインフルエンサーになるわけでもなく。
現場で魅力的に働き続けることができたら、この上ない貢献となるのではないでしょうか。
なんとなくそんな教員になりたいなぁ〜と思う次第です。
そんなことを考えました。
思ったことをつらつらと並べてしまいました。
少し話が散らかってしまいました。
なんか、難しい世の中だなぁと思います。
自己紹介はこちらから。