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教科横断的とは【理科授業を考える】
こんばんは、"もっちゃん"です。
記事に興味を持ってくださり、ありがとうございます。
本日は満月のようです。
どうでもいい話ですが、
ポケモンスリープをやっていると、
毎月満月に伴いイベントがあります。
それもあって、最近は満月を忘れないようになりました。
◯道長が見た月と同じ月
平安時代に藤原道長が和歌に詠んだ月とほぼ同じ形の月が今日見られる!
らしいです。
藤原道長の和歌といえば、
「この世をば 我が世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも 無しと思へば」
というやつですね!
理科教員の私でさえ知っている和歌です。
平塚市の博物館が呼びかけているようです。なんでも旧暦の10月16日に、この和歌が詠まれたようで、それが今日にあたるみたいです。
◯社会と理科のコラボ?
こういう話は、社会でも理科でも話題にしやすいように思います。
さすが博物館、目のつけどころがナイスだと思います!
ちなみに、私の勤める学校では、
先日1年生が社会で藤原道長の歌をやっていました。
月の授業は中3理科で、これからになります。
時期こそ近いものの、学年・教科はなかなか離れている感じですね。
でも、こういうニュースとかを通して、
教科とか学年を超えて知識を結びつけていく面白さ
みたいなのを感じられるといいなぁとは思います。
◯満月ネタはまだある
なにげに、和歌での満月ネタはまだあります。
いや、和歌ではなく、こちらは俳句ですね。
与謝蕪村
「菜の花や月は東に日は西に」
です。
さて、満月ネタといってこれを出してしまうと、完全にネタバレですね。
よくやるのは、
このとき、蕪村の見た月の形は!?
みたいな問いかけです。
中3理科で月の満ち欠けをやったあとくらいにやると、ウケるやつです。
そんなに難しくないですね!
そもそも、太陽の反対側に月があるわけだから、十分に太陽の光が当たるわけです。
そう、満月なのです。
こちらは、どちらかというと国語と共通のネタかと思います。
教科を超えた感じにはなりますね!
けっこう楽しいとは思います。
◯教科横断的とは?
こうして、複数の教科のネタを結びつけながら学ぶのは、けっこう楽しいと思っています。
でも、最近疑問に思うこともあります。
こういうのを「教科横断的」って言うの?
ってことです。
けっこう、巷では教科横断という言葉が一人歩きしてきている感じがします。
こんな感じで、例えば
理科で社会の内容を一部取り上げて教材化する
みたいなのまで、教科横断と言えるのか、そこが悩ましいです。
コラボはしてるのかもしれないけれど、教科横断的なのかと言われると疑問な気もします。
そんなことを言い出したら、
理科では計算することもあるから教科横断的!
なんてことにもなりかねない気もします。
そんなことを考えていたら、
教科横断的という言葉に、あまり意味はないのかもなぁ。
なんて感じたりすることもあります。
どうなんでしょう?
◯理科の学習に他教科の知識が生きることはある!
あまり教科横断を意識はしませんが、
理科の授業は他教科におんぶに抱っこのように感じてもいます。
数学なんかは顕著ですよね。
比例とか数学でやっててくれないとフックの法則は絶望的です。
二次関数やってないと、等加速度運動とか大変です。
ほんと、おんぶに抱っこだなぁと。
見方を変えれば、持ちつ持たれつ、とも言えるのかもしれません。
数学でやったことを活用しているわけだし。
他にも、例を挙げればキリがありません。
そんな感じは教科横断ではなかったのか?
難しいですね。
◯とりあえず、教科横断の安売りはしたくない
そもそもの教科横断的な学習って、
総合的な学習の時間の活動や、STEAM教育みたいな、探究的な学びを指すものかと思っています。
なんとなく、あれもこれも教科横断!
みたいな感じにしないようにしよう
と思った今日この頃でした。
そんなことを考えながら夜空を見上げる今日この頃です。
最近、天気が味方してくれない…。
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