コミュ力は友達の多さと無関係。むしろ、
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とっもだっちひゃっくにっんでっきるっかな〜
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という歌、聞いたことがあるかと思います
『一年生になったら』という曲で、小学校に上がったらたくさんのお友達を作ってみんなで一緒に同じことをして遊ぼう!といった内容のもの
新しい世界が広がることへの期待感と、たくさんのお友達みんなと仲良くすることの美徳を表した名曲ですね
これ、1966年に作られた曲なんです
1966年て、高度経済成長期のまっただ中!
工業化の恩恵で全国民が平均的に豊かな生活ができるようになり、
家電製品揃えて
マイホーム買って
マイカー買って…
というのが「幸せの象徴」とされ、みんながそれを目指していた時代です
歌に問題はありません
この時代と現代では、社会的な環境がまったく違う…ということには、注意が必要なのです
工業化で成長できたこの時代には、人間も画一的・平均的であることが
求められていたんです
平均的・標準的・一般的・常識の範囲
などが、幸せの条件とされていたんですね
「みんなと同じ」であることがなによりも大切で重要で、そこを外れたら「幸せじゃない」とか「かわいそう」とされていた
そんな時代に作られた曲なんです
「みんなといっしょ」を求められて苦しんだこと、ないですか?
残念ながら高度経済成長期とかバブル経済期といったものは過去のもの
なのにそれから後のわたし達も、相変わらず「みんなといっしょ」をいろんな場面で求められて、苦しかったりつらかったりしています
子育てでも、体重が標準の範囲内かどうかや食事の量、平均的な運動能力があるか、発達の度合いが一般的かどうか…などで一喜一憂してますよね
「みんなといっしょがいい」なんて、すでに神話の領域です!!
人と成長速度が違ってもいいんです
人と違うことをしてもいいんです
人とは別の価値観を持っていてもいいんです
そもそも、ママやパパが子どもの将来のために身につけさせたいと考えている『コミュニケーション力』って、「同調することができる力」のことではありません
同調ではなく、協調することこそがコミュニケーション力なんです
同調性≠協調性
【同調】
調子が同じであること、調子を合わせること、
他人の意見や主張などに賛同すること
【協調】
利害の対立する者同士が穏やかに相互間の問題を
解決しようとす ること、または性格や意見の
異なった者同士が譲り合って調和を図ること
出典:岩波広辞苑第六版
あなたがお子さんに身につけさせたいのは、同調性と協調性のどちらですか?
同調性 ☞ 主体性がない
自己主張がない
友達は多いかもしれない
協調性 ☞ 主体性がある
自己主張がある
仲間がいるかもしれない
主体性や自己主張は、一人遊びで自分の「好き」をしっかりと追求・確立することで生まれます
そして自分固有の価値観があるからこそ、他人の価値観についても認めることができるのです
他人の価値観によって自分の価値観が曲げられたり左右されたりすることがないから、異なる意見や価値観であっても安心して受け入れることができるのですね
一人遊び、ぜひとことんさせてあげてください🎵
はしょらず
ていねいに
ひとつひとつ
子育て時間を楽しみましょう🎶
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