「ちゃんとして」って何回言ったら分かるもの?
「ほら、ちゃんとして!」
実は、この言葉を何度も言われたことで息子のピアノ教室を変えたことがあります。。。
息子sonが3歳のときに「ピアノをならいたい」と言い出したので、家のすぐ近くにあるピアノ教室に通うことにしました
電話で事前に問い合わせたところ、2~3歳から通っているという子も多く、30分のレッスン時間の最初だけ母子同室で、だんだんと母子分離の時間を長くしてレッスンを進めていくとのこと
はじめてのレッスン!
はじめての場所
はじめての先生
触るのははじめてのグランドピアノ
はじめてのメトロノーム
はじめて見るピアノ以外の楽器…
うれしそうにはしゃいで、見るものすべてにキラキラと顔をかがやかせている息子son…
「ほら、ちゃんとして!」
わたし自身が息子sonに対して「ちゃんと」という言葉を使ってきていなかったこともあり、息子は何を言われたのかわかっていない様子でした
そして2回目以降のレッスンでも、ほんの5分ほどの母子同室の間に何度も何度も「ちゃんと」と言われていました
ほら、ちゃんとして
ちゃんと座って
もっとちゃんと見て
指をちゃんとして
たぶん、息子の頭の中は…
だったのではないかと思います
その後、「ちがうせんせいがいい」という息子の希望もあり、別の教室に変えることに
「ちゃんと」って、難しいんです!
「ちゃんと」は、大人の求める最終理想的な状態をひと言にひっくるめた言葉
だから子どもからしたら、具体的に何をどうしたらいいかわからないんですね
たとえば「ちゃんと座った状態」にはこんなにたくさんのやるべきことがあります
・手はおひざ
・お口はチャック
・背中を伸ばす
・◯◯の方を見る
・おひざも◯◯に向ける…
こうしたひとつひとつをはしょって「ちゃんと」だけ何回、何十回言っても、残念ながら子どもには伝わらないんです
「いくら言っても聞かない!」と、親の方もストレスを抱えてしまうことに…
面倒なようにも思えますが「して欲しいこと」をひとつひとつ伝えた方が、
何をするべきかがわかりやすいため改善も早くなります
ママが悪いんじゃありません
お子さんが悪いわけでもありません
「ちゃんとして」って、言葉が悪い!!!
はしょらず
ていねいに
ひとつひとつ
子育て時間を楽しみましょう🎶