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六祖法宝檀経講義まとめ

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六祖法宝檀経講義の記事をまとめています。
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#読書感想文

大内青巒著「六祖法宝壇経講義」を読む(第一 行由-08 非風非幡、六祖であることを明…

[壇経講義本文] 儀鳳元年六祖広州の法性寺に至る、時に印宗法師なる人涅槃経を講ず、この時風…

天童悟
1か月前
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大内青巒著「六祖法宝壇経講義」を読む(第一 行由-07 慧明に説法する)

[壇経講義本文] 五祖の門弟等、師の衣法を米搗きの慧能に付嘱せしことを暁り、迹を追いてその…

天童悟
1か月前
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大内青巒著「六祖法宝壇経講義」を読む(第一 行由-06 伝法)

[壇経講義本文] 次の日、五祖ひそかに碓坊に尋ね行き、六祖が石を腰につけて米を搗くを見、「…

天童悟
1か月前
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大内青巒著「六祖法宝壇経講義」を読む(第一 行由-05 慧能が偈を作る)

[壇経講義本文] 六祖労に臼杵の間に服することここに八か月、ある日一童子の来たりて偈を誦す…

天童悟
1か月前
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大内青巒著「六祖法宝壇経講義」を読む(第一 行由-04 神秀が偈を作る)

[壇経講義本文] 天桂曰く「神秀思惟というより以下の数百言、特にこれ詭弁無実の語、当に撤脱…

天童悟
2か月前
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大内青巒著「六祖法宝壇経講義」を読む(第一 行由-01 生い立ち、金剛経を聞いて悟る…

行由 第一[大意] 「六祖法宝壇経」の書名の解説、いつどこで説かれたかなどの解説。 「菩提…

天童悟
2か月前
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大内青巒著「六祖法宝壇経講義」を読む(序文)

[本投稿の趣旨]六祖壇経は中国禅宗の第六祖慧能の説法集である。 素晴らしい内容だが、後世の改変が多いこともよく知られていて、読み解くには注意が必要だ。 本投稿は大内青巒師の「六祖法宝壇経講義」を手がかりとして読み解く。 大内青巒師は明治~大正時代の仏教学者で、修証義を編纂した中心人物である。 講義の中で後世の改変についての解説もされている。例えば、ある場面で神秀禅師の心中への言及があるが、「(慧能禅師が)神秀禅師の心中を知る由もないし公衆の面前で説くわけもない、これは後世の