ちょうどの数字には裏がある
あまりって何だ?
小学5年生の算数に挑戦していたのですが、
むずかしくってヤになっちゃいました。
小数同士のわり算。
しかも「あまり」のあるやつ。
えーっと、割る数と割られる数の
小数点を両方二けたずらして、あれ?
あまりの小数点はどこにつくんだっけ?
しかし、小学校を出てから長いですけど、
その後この計算が役に立ったことは
一度もないですねえ。
微分積分が役に立たないのは
しょうがないとして、
ただのわり算さえ使わないんですねえ。
0.5で割るなんて実生活にはないですから。
ちょうど100℃だった
1リットルは何立方センチメートルか?
なんて、1.000ccでしょ。
立方センチメートルなんて使わないって。
これがまた、ちょうど1.000グラムだって
言うんだから、たいへんです。(何が?)
小学校の時、
水が沸騰する温度がちょうど100度って、
驚きませんでした?
偶然ってあるんだなあ…って。
しかも凍るのは、これまたちょうど0度。
覚えやすくていいよな。なんて
あたりまえなんですけどね。
そう決めたのが先なんだから。
100度と0度の方が先にあるなんて、
思いませんよね。ふつう。
こういうことって結構あります。
地球一周の距離って4万キロなんだって。
すげー、ちょうど4万?
覚えやすいな、ラッキーだな。とか
これもたまたまじゃなくて、
そう決めたってことですからね。
地球の外周の4万分の一を1メートルにしよう。
って決めたんだから。
基準だと思ってた1メートルの方が
後に決まってたという。
何だろうこの騙された感。
いや、勝手に勘違いしてただけですが…。
ちょうどには裏がある
カップラーメンが3分で出来上がるのって
これも、すげーな、ちょうど3分なのか。
本当は3分8秒とかだったのを、
半端だとわかりにくいから3分にしたんでは
…ということは全くなくて、
もともと3分くらいが待ち時間として
いい感じだろう、と決めてから、
3分で出来上がるように麺の太さとか決めた
ってことだもんね。
…これは騙されるとかいう問題じゃないか。
世の中に「ちょうど」がないわけじゃないけど、
ぴったりになる確率って低いから
そんなにいっぱいあるわけないんだよね。
博打の「丁か半か」って偶数か奇数かだけど、
これを「丁度か半端か」って考えると
ぜんぜん五分五分じゃないわけです。
みなさん「ちょうど」には気をつけましょう。
「ああ、ちょうどいいところに来た」
なんて言われたら、
たぶんすでに何かが決まってますからね。
次回の言葉は「烏」です。
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