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普段生活していて、
まわりに生き物はたくさんいるのに、
死骸を見ることはあまりない。

動物は人に見られないところで死ぬ。
なんて話も聞いたことがあるが、
やたらと見られるところで生涯を終える
そんな生き物もいる。

蝉だ。

セミの生き方をどう思うか…。
いきなりだが、あの一生はなんだか凄い。
今はめちゃくちゃうるさく鳴いてるが、
ああやって啼きまくってるのって、
1週間ですからね。
なのに幼虫の時代は7年にも及ぶ。
(7日と7年については諸説あり)

土の中にも7年。修行か?
禅という字と蝉という字は
ちょっと似てたりして…。

耐えに耐え、パッと花咲き、パッと散る。
…なんと太く短い人生。
桜の花は「いさぎよい」なんて好まれるが、
「蝉のように生きたい」
なんて聞いたことないもんね。

友人が子供のために駒沢公園に
カブトムシ取りに行ったそうだ。(いるんだ!)
明け方に行ったら、
カブトムシは捕まえられなかったけど、
セミの幼虫が木に登って
羽化しようとしているのを山ほど見たらしい。

都会にこれだけ多くのセミがいて、
それがみんな土のあるところに卵を産む。
ということは、
数少ない公園や広場がラッシュになるって、
考えたことなかったけど、当然と言えば当然。

で、怖いこと思いついてしまった…。

ある公園が閉鎖されてしまい、
アスファルトの道路になってしまったとする。
土の中で7年耐えたセミの幼虫がいっぱい
土から出ようと登ってきたら…
ああ、テンジョーがぁっ!!

ほとんど怪談ですね…。
この絵を想像すると、そうとう怖い。
夢見たらすいません。

メメント・モリ(memento mori)とは?
メメント・モリとは、「自分が(いつか)必ず死ぬことを忘れるな」「死を想え」という意味を持つラテン語の言葉。現代では主に「死を意識することで今を大切に生きることができる」という解釈で用いられることが多い。生きている者すべてに訪れる最期を意識させるこの言葉は、古代ローマから現代に至るまで様々な人々にインスピレーションを与え、思想はもちろんのこと芸術作品などにも強く影響を与えている。

https://ideasforgood.jp/glossary/memento-mori/

次回の言葉は「味方」です。


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