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競技になると別物になる
ある日突然競技になる
競技になる、もしくは「する」
そんなものがいきなり増えた気がする。
わかりやすいとこでは、
オリンピックのブレイキンとかね。
競技になることで評価が上がる
・・というか、なんか別のものになる。
それ、本当にプレイヤーが求めてたのか。
そう言われると微妙なとこはあるよね。
スケボーとかスノボとかもそうだけど、
遊びだからよかったとこもあるよな、
って気持ちは拭えない。
地位が上がる、認められたんだという
意見もあると思うけど、
じゃあ遊びだったら地位が低いのかっていうと
そんなことはないはずだ。
オリンピックの傲慢
オリンピックってやつは
もともとそういうとこがあって、
俺が認めてやって初めて世界が認めた競技、
みたいな不遜な感じがしないでもない。
遊びだけじゃない。
柔道なんて、もともとはスポーツじゃない。
武道とスポーツって本当はどっか違う。
じゃあ競技者の意思を無視して採用したのか
というとそんなことはなくて、
柔道やってた人の多くは望んだんだと思う。
世界に広がるのは誇らしいことだし。
そういうことは別にして、
競技になった瞬間に、ちょっと別のものになる。
それはなんかある気がする。
eスポーツなんて、
そうか、あれが競技になるのか。
でも真剣に取り組んでる人たちからすれば
誇らしい部分も多いだろう。
いちばん引きこもってるように見えるのに
それがスポーツっていう地位を得るのは
なんかすごいことな気は確かにする。
実はあれの一流選手は
かなりカラダを鍛えてるらしいから、
スポーツじゃないなんて言えないのも確かだ。
なんか曖昧な言い回しになってるのは
決していい悪いの話じゃないってことです。
ポイントはジャンルが変わるってこと。
M-1という競技
スポーツとは明らかに違うのに、
競技になっちゃったものもある。
そう。今年ももうすぐですね。
M-1グランプリです。
漫才が競技になるなんて誰が思ったか。
これもブレイキンと同じで、
「同じものなんだけど違うもの」
なんだってことです。
ややこしいけど。
漫才は漫才で存在してて、
もちろん全てが競技なわけじゃない。
というよりほとんどは競わない。
その中で一番を選ぼうとする。
M-1の漫才はM-1用の別ジャンルの競技。
作り方も向き合い方も違う。
漫才の魅力+競技の魅力、があるから
M-1が目立つのは当然なんだけど、
劇場の漫才の地位が低いわけでは決してない。
どっちが好きか。ですね。
世の中、今はM-1だけど
この先もそれが続くのかな・・
という気持ちも少なからずある。
今年あたりターニングポイントかもしれん
なんて個人的には思っています。
大事なのは見る方のスタンスですね。
結局作っていくのは観客なので。
と言いつつ、今年もすごく楽しみ。