騙されるを楽しみたい
ネタバレをすり抜けたい
夏休みはお正月と並ぶ
映画のシーズンでもあります。
いろいろある中、
どれを見るべきか迷っているときに、
すでに見た人に「おもしろかったか」を
聞くことってありますよね。
そんなとき、気をつけなければいけないのは、
いきなりストーリーの核心に
ふれちゃう困ったヒトがいるということです。
「ああ。ヒロインが最後に死んじゃうヤツね。
あれ、かわいそうなんだよねえ」などと、
それを言っちゃオシマイじゃん。ってことを、
事も無げにさらっと言っちゃうヒトがいます。
困ったもんです。
ある人はむかし、あの「ET」を見る前に、
ともだちにいきなり、
「あれってさ、
ピザを食べてたヤツが犯人なんだぜ」
と、言われたそうです。
ピザね。ピザピザ、と、ずっと見ていて・・
「おいおい!ETに犯人なんかいないぞっ!」
「ポルターガイスト」を見に行くとき、
「ああ、あのホノボノした、
あったか~いヤツね」と言われて、
しっかりと、ホームコメディだと思いこみ、
そのまま映画館に突入して、
あまりの怖さに縮みあがったそうです。
予想していなかった分、
倍怖かったのかもしれません。
これくらい名前でわかると思うのですが…。
好き嫌いを乗り越えたい
食べ物の好き嫌いも、
この「イメージ」というものに
かなり左右されていますよね。
ボクは個人的に、
「エスカルゴ」っていうヤツが苦手です。
うねうねと葉っぱに這ってるあのイメージが
拭えないからに他なりません。
だけど、アレって
巻き貝が陸に上がったもんなんですってね。
貝だったらぜんぜん平気で食べられるのに。
そんで、なめくじって
かたつむりからカラとったものなんだって。
(ホントかなあ?)
どんどんイメージは変わってゆきますが・・・
海の中で、貝からカラをとったのが、
「クリオネ」ちゃんなんだそうで。
こっちは急にかわいいイメージにかわっていて
(天使なんていわれている)
そういえば、クリオネとなめくじって、
カタチ的に似てないこともないですよね。
しかし、イメージはぜんぜん違う。
さらにクリオネの捕食シーンって
めちゃくちゃ恐ろしいらしいです。
アタマ全部口にしてかぶりつくらしい…。
おそろしいことです。
しかし、もし、なめくじが
海から上がってきたモノだとしたら、
塩水でとけちゃうのってすごい皮肉ですよねえ。
騙されるを楽しみたい
ある人は、ジェットコースターが苦手で、
ディズニーランドで
「それじゃあ、カリブの海賊にしよう」
と、いうことになって、
スタート直後、ちょっとした
「急流すべり」がありますよね。
あれに度肝を抜かれ「だまされた」と思い、
最後まで「またあるんじゃないか」
と、おそれ続けたそうです。
まあ、知らない方がいろんな意味で
いろいろ楽しめるみたいなので、
予備知識はあんまり持たない方が
いいみたいですね。
だまされるのも、ひとつの楽しみ方
・・・な気がします。