見出し画像

大人はおとなという服を着た子供

「おとな」は漢字で「大人」と書く。
「こども」は「子供」だけど、
昔は料金表に「小人」ってよく書いてあった。
森のコビトみたいだからやめたのかな。

大人が大きくて子供は小さいってことか。
それは背の高さだけじゃないのか。

バカな大人

昔、家に子供しかいないとき変な電話があって
そいつはPTAのなんとか、とかウソを言って、
娘からクラスの子の電話番号を聞きだした。
多分、電話で教材かなんかを
売りつけるやからだと思われる。

娘はいっしょうけんめい調べて、
教えてやったのだという・・

子供をだますヤツはゆるせん!
純粋な親切心を利用したのだ。
これはホントにいかん。逮捕して欲しい。

誰しも子供のころ、一度や二度は
バカな大人にひどい目に
あわされた経験があるだろう。

ある人は節分のとき「黒い鬼」の絵を描いて、
先生に「黒い鬼なんていない」
と言われたのだそうだ。

じゃあお前は赤い鬼を見たことがあるのか!

大人は子供と接するとき、
本当に気をつけなければならない。
なんで鬼を黒く塗ってはいけないのか。
そんな常識は何の役にも立たない。

子供はそんな
バカな大人のことを一生忘れない。

子供のころ、
ちゃんとした大人とか関われるか
ろくでもない大人に翻弄されるか、は
その人のココロの成長に大きな影響を与える。

大人という服

大人と子供の違い。
「恥」ということでいえば、
一番恥を知らないのは「子供」である。

子供にとって、
そこにあるのは「自分」だけで、
まわりとの関係は全く気にしない。

「恥」とは、自分が
周りに対して感じる感情だから
気にしなければ「恥」は存在しないわけだ。
そして人間の本質とはこれ、
子供だということができる。
おとなになって人間が変わるわけではない。

「子供」という本質の上に
「大人」という服を着るのだ。

歳をとると子供に戻る。とよく言うが、
これは「戻る」のではなくて、
「大人」を脱いでいるのだ。
そう考えるとわかりやすい。

大人でも「子供っぽいヒト」という人はいるが
これは「薄着」なのである。
中にある「子供」がすぐに見えてしまうのだ。

「子供っぽい大人」は幸せである。
「恥」とは、自分が気にしなければ
存在しないモノなのだから、
自分の方が「恥ずかしい」と思わなければ
それは「無い」のと同じ。

常識という服

おばさんもそうだ。
自分はぜんぜん恥ずかしくはないのである。
恥ずかしいのは
見ているまわりのヒトの方なのだ。

その服が「常識」ってものなのかもしれない。
そうだよ。気にしなけりゃいいんだ。
みんなが子供になって、みんなが気にしなけりゃ
世の中は・・むちゃくちゃになる。
難しいところである。

大人って漢字、実はそうは読めないよね。
普通「だいじん」だろ。
大臣になっちゃうからやめたのかな。
中国語で「大人」はおとなじゃなくて
立派な人、って意味らしい。

大人にはもうちょっと
立派になってほしいものだ。

次回の言葉は「ばつが悪い」です。

いいなと思ったら応援しよう!