サブキャラは進化したくない
ピチューって知ってます?
ポケモンに出てくるんですが、
ピカチュウの誤植ではなくて、
なんとピカチュウの「進化前」なんだそうです。
それがどうした?って話なんですが、
サブキャラの作り方としてちょっと面白い。
進化する前を後から考えたってことなので。
後で「以前」を創造する。ってのは、
なかなかできないことです。
追加キャラとしての弟
もちろん、
メインのキャラがいて後で弟を生み出す、
みたいなことはよくあります。
ドナルドダックの甥っ子で
ヒューイ・デューイ・ルーイってのが
いるの知ってますか?
初期の短編ではかなり活躍してたキャラですが
日本じゃあんまり知られてないかもです。
弟じゃないところが屈折してますね。
いろいろ事情がありそうです。
ちなみに「ヒューイ・ルイス」さんという
アメリカのアーティストがいらっしゃいますが
(ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース)
このキャラクターが名前の元らしいです。
脇役の方が人気あるケース
そもそも当初151匹いたポケモンの中で、
なにゆえこのピカチュウが特別愛されたのか。
(ゲーム発売時は単なる
一匹のモンスターにすぎなかった)
「かわいいから」と言ってしまえば
それまでなんですが、
ほとんどデザイン的に同じである
ライチュウというやつが(ピカチュウの進化型)
そんなに人気ないんですね。不思議なことに。
ちょっとかわいそうな気さえします。
ちょっとうがった見方かもしれませんが、
このポケモンというやつは、
キャラクターの数が多いため、
自然と見る側に分類が生まれてきます。
見てる方がそれぞれのモンスターに
「年齢」を当てはめているのではないか。
と思うのです。
これは他ではなかなかない概念です。
ミッキーの年齢を意識することは
ほとんどありません。
それがポケモンの場合、ゲームにこの
「進化」というものを持ち込んだために、
普通成長することのないキャラクターに
変化を与えてしまった。
コアのユーザーは小学生ですから、
同年代として感じられるキャラクターを
当然ながら一番身近にうけとめます。
それがピカチュウだったのではないかと。
それがライチュウに進化したとたん、
中学生になってしまうわけです。
これはかわいくない。
とすると、このピチューというやつは
「幼稚園」ってことになり・・
さて、これは小学生にウケるでしょうか。
小学生から見ると「弟」で、
まあ、受け入れはするでしょうが、
飛びつく存在ではないんじゃないかと思います。
しかし、これはこれで、勝算があるのです。
つまり、「おかあさんにウケる」わけです。
「まー、かわいーっ」てな具合で。
ま、あくまでも個人的な、
まるで根拠レスな分析ですけどね。
最近、またポケモンのゲームが
話題になってますが、ホント根強いですね。