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奇跡という潜在能力
伝統というバフ
いやー、やっぱり高校野球はすごい。
平気で9回裏に大差を逆転しますからね。
しかしなんで高校野球だけが、
こんなに不思議なことを
起こすことができるんでしょう。
前から気になっていたんですが、
地方大会で名門校に勝って出てきた無名の高校は
あんまり活躍できない。ってのがあります。
逆に言うと、
たいして実力がない感じの伝統校が
甲子園ではやっぱり勝ち残っていく・・・
つまりこれは実力とは別の
「伝統」というチカラがそこに働いているわけで
そんなカタチのないものがなんで機能するのか。
というとやっぱり
「じぶんたちは●●高校だから強いはずだ」と
信じちゃってるところに
不思議なパワーが生まれるのですね。
心頭滅却すれば火もまた涼し。
なんて言いますけど、
信じることによってこれまで以上のチカラが出る
なんてことが、やっぱりあるんだと思います。
これは単なる精神論とかじゃなくって、
きっと身体的にもなんらかの
影響、変化が起こってる気がするんですよね。
火事場の馬鹿力、なんて言い方もあります。
これなんかやっぱり、
精神力でチカラを出しているのではなく、
そのときカラダがそういうチカラを出すように
動いているのだと思いますね。
普段はリミッターがかかってる
もっとわかりやすく言うと、
人間が本来出すことのできるパワーは
通常のものとは
比べものにならないくらい強くて、
逆に通常はそれが精神によって抑えられている。
なんかのタイミングでそのリミッターが外れる。
ということなんではないでしょうか。
多分通常はそのリミッターが効いてないと、
カラダの方がもたないんでしょう。
そしてそのリミッターをはずすのが9回裏の
「自分たちがこのまま負けるはずがない」という
ココロの動きだったりするんだと思います。
もしそうだとしても、なぜ高校野球だけが、
他と比べてこんなに多く奇跡を起こせるのか。
(火事場でだって馬鹿力を出せない人も
いっぱいいるはずだし)
しかも集団ですからね。
ひとつじゃなくて続いて起こる。
これもひょっとしたら、実際やってる彼らが、
「高校野球では奇跡は起こるものなのだ」と
思いながら野球してるからなのかもしれません。
起こるはずのないものを「起こるはずだ」
と思ってるから起こってしまう。
彼らにとってはすでに奇跡ではないわけです。
不純な人に奇跡は起きない
これがねえ。
普段の生活に応用できれば、と思うのですが、
宝くじを買うときに
「当たるはずだ」と信じて買うとか。
だけどねえ。やっぱり、
そんなことを純粋に信じられる人って
いないんだと思いますよ。もともと不純だもん。
当たるためにこれだけ練習した。
という自信もないしね。
高校生という年齢だからこそ、
自分を純粋に信じられるのかもしれませんね。
いやいや、おじさんにも潜在能力はある。
まだ本気出してないだけ。たぶん