米がなければそうめんを食べればいいじゃない
パンがなければ
ケーキを食べればいいじゃない
とマリーアントワネットが言ったというのは
俗説らしいが、いま日本には米がないらしい。
うちは二人暮らしでそんなに米食べないし
個人的に全く困ることはないのだが、
家族が多かったりすると大変だよね。
ニュースなんか見てると
スーパーに殺到してるのって年寄りが多い
ような印象があるけど、たまたまだろうか。
もちろん困ってるんだろうけど、
食べ盛りの子供が5人いるようにも見えないし
なんか強迫観念に突き動かされてる
ようにも見えてしまう。まあ偏見だけど。
まず在庫を確認する
で、うちの場合、
米は…あら、ぜんぜんない。
でもまあ、なんか別のものでいいやと思う。
ケーキというわけにはいかんが。
そうめんがいっぱいある。
そうめんはいい。
まず第一に、たいがいうちにある。
もらいものなんかで、なぜか在庫がある。
いつのそーめんだかわからないのもあるが
腐ったりしないので気にならないところがいい。
(賞味期限はあるんだろうけど…)
第二に、作るのがラクだ。
お湯を沸かして茹でるだけ。
しかも茹で時間が短い。
まず鍋に水を入れて火にかけ、
沸騰するまでに皿を出して
ネギを切って生姜をおろす。
お湯が沸いたらそうめんをぶち込んで
吹きこぼれそうになったら水をさして、
もう一度吹いてきたら完成である。
ラクだ。
あとは水洗い。
ここで手を抜かないことが大切である。
氷水の入った器に移すと
めんが締まってなおよし。
つゆは市販のものを使うが、
これは気を付けておかないと、
ゆで上がってからないことに気がつき、
買いに行くはめになる。
お得用の大きなモノを買っておけば問題なし。
で、おいしくいただく。
食べるのはさらにアッという間だ。
うーん。ちょっと足りない。
茹でる量が少なかった。もう一度茹でるか…
(行程その1にもどる)
固定観念を外してみる
うーんやっぱり夏はそうめんだ。
…って何の話だったか?そうそう。在庫の話だ。
確かにそうめんは夏のものだが、
別に冬に食べると不味いというわけじゃない。
そうめんチャンプルーとか意外に美味いよ。
また話が逸れそうだが、
思い込みを外せば選択肢は意外に多い。
マリーアントワネットの言うことも
まんざら間違ってない気がする。
米じゃなきゃいけないと思うのは、
米がそこにないから。ってのが
いちばん大きいんでは、と思うんだよね。
災害時の備蓄はもちろん大事だけど
それとこれとはちょっと違う。
このまま永久に無くなるわけじゃないんだから。
湯立った心にちょっと差し水を。
なんてそうめんを茹でながら思ったのでした。
冷たいそうめんが美味い季節は
もうしばらく続きそうです。