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代替品はだいたいでいい

用事で出かけていて、
空はピーカン、汗はダラダラ。
ふと見ると昼飲みOKの居酒屋。
え?生ビール200円だって?
気がついたら入ってました…。

みたいなことって誰にでもありますよね。
え?誰にもはない。そうですか。

居酒屋の怪しいメニュー

ちょっと一杯だけ。
こういうお店は確かに安い。
もちろんお酒にも料理にも期待なんか
してないからいいんだけど、
何じゃこれ…ってものが出てくることもある。

とんかつだと思って食べたら魚のフライだった。
このくらいはよくありますね。
小学校の給食で経験済みです(古い)。
串カツがたまねぎだったというケースもある。
カタチが違うから普通気付きますが…。

よくあったのが「ハムカツ」ってやつね。
肉だと思ってたのにすっごく損した気分。
「おまえ2軍じゃねーか」って感じ。

代替品ってやつね。
最初から本物のかわりとして
意図的に作られてる。

普通にいっぱいありますよね。
米の替わりの麦とか、肉の替わりの大豆とか、
あと魚肉ソーセージ。
同じ気分を安く味わおうとするためにやってる。
生活の知恵ではあります。

コロッケにつかうじゃがいも、
わざと皮を残しといて肉に見せかけたりね。
けっこうだまされる。

実は昔の話でもない。

こういうものってほとんどは
昔の、モノに乏しい時代に考えられたもの
だったりするんだけど、

実は最近も似たような気分なんじゃないか
という気もします。

今ハムカツって普通に人気だったりするけど
レトロな感じがウケてるのかもしれないが、
もし今が好景気だったら
そうはならない気がするんだよね。

とはいえ、こういう
いい加減なものを楽しむ感じって
嫌いじゃないんだよね。
代替品は大体でいい。なんちゃって

実は技術で何とかしてる。

代替品って質が悪いものって思っちゃうけど
そんなことはなくて、すごく日本っぽい、
技術力がなせる技だったり
アイデアの作り方だったりします。

カニカマとか、
まあ偽物って言えばそうなんだけど
ちゃんと成立してるし人気あるもんな。

鰹節削らずにほんだし使うとか、
代替品で味を作ろうとしたのは確かだけど、
すでにその意味は無くなってる。

考えてみりゃ、
インスタントラーメンとか、カップ麺とか、
ああいうのも、本物があっての商品ですもんね。
すでに偽物なんて誰も思わない。

もちろん本家もいいんだけど、
代替品にも良さがある。てか別物として楽しむ。

イジって遊ぶ気分

日本はそういうの得意なんだから、
もっといろんな分野でやればいいのに。
Googleの代替品とかAmazonの代替品とか。

大事なのはただ劣化版の偽物じゃなくて、
別の材料持ってきて同じような味を作る
みたいなことね。発明し直してほしい。

たとえば、度数の高い缶チューハイは
ただの劣化版だと思います。アイデアがない。

まあ個人的には
とりあえずは安い居酒屋の代替品メニューを
変わらず楽しんでいこうと思います。

僕の好きなホッピーももともと
ビールより安く早く酔うための代替品だし。

次回の言葉は「ずぼら」です。


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