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今、名前負けが連発している

犯人のかっこいい名前

最近、強盗事件が多発して
闇バイトに応募した奴がいっぱい捕まっている。

ホントにその辺にいそうな若者で
顔なんかも悪そうにも見えなかったりして
なんともやりきれない気持ちになるのだが、

みんな「名前がかっこいい」んだよね。
柊とか真月とか陸斗とか・・
おっさんから見るとタレントかよと思う。
同世代から見たら普通の名前なんだろうけど。

一方で被害に遭われたお年寄りは
その世代らしいごく普通の名前の方が多くて
その落差がまたなんか悲しい。

名前は時代を映す

人の名前、名付け方って
すごく時代を反映していて
それはそのときの親の気分が表れている。

今は子供が少ないから
結構時間をかけて考えてるんだと思うが
昔、子沢山な時代は酷かった。

双子だから「きんさんぎんさん」とか、
よねとか、とめとか、さだとか、はるとか・・
男なんて一郎次郎三郎四郎五郎(以下略)

こどもが多かったから、
いちいち真剣に考えてられなかったってことか。
いや、自分の子供だぜ、そんなはずは
と思いつつもどう考えても
いいかげんとしか思えなかったりする。

「とめ」なんて、いっぱい生まれたから
これで打ち止め。って意味らしい(ひどすぎ)

「名前」というものが、
今より意味が薄かったのだろうか。
人物を識別する記号である。と考えれば
それもわからんではない。
まわりがみんなそういう認識なのであれば
別におかしいことではないのかもしれない。
ただ、一生ついてくるものだと考えると・・

思い入れの分散と集中

しかし、最近の名付けもどうか、とは思う。
こどもが少ないから逆に思い入れが強すぎて、
ひねりにひねりまくって、
思いがあふれてしまっている感じだ。
生まれる前から、すでに過保護である。
これはこれで、一生ついてくるのになんだかなあ
と思ったりしてしまう。

一方で思い入れが少ないから
流行りに乗っちゃうってこともあるのかも。
何かで見たキャラクターから頂いたり。
まあその辺は昔から変わらないか。
時代は関係ないかもね。

ネーミングって実はすごい技術で
それを素人がやってるんだから大変ではある。

お菓子の商品名だって、
あんまりひねったのは長続きしないもんなあ・・
やっぱりシンプルであきない名前の方が
いいんではないだろうか。
ガリガリ君みたいな。

闇バイトに応募しちゃった若者の親が
すごく思いを込めたのか、
流行りに乗っちゃっただけなのかわからないが
その輝くような名前がカッコよく見える
人生を望んでたはずなので、
できるだけ違和感のない
名前負けしない人生を歩んでほしいと
切に祈るのであった。

次回の言葉は「由来」です。

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