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思ったより生の力士はでかいし生の行事は小さい
生で見るのは違う
大相撲はこれまで2回、生で見たことがある。
やっぱりナマはおもしろい。
テレビとはずいぶん違う。
ナマ土俵は思ってたよりずいぶん小さかった。
その後テレビを見たら、
微妙にハジんとこが画面から切れており、
そのために広く見えるということがわかった。
ナマ力士はやっぱりでかかった。
それとナマ行司は小さかった。
行司はあんなコロコロ変わるとは思わなかった。
だいたい二番で変わる。
ということは行司さんも
やたら大勢いるということだ。
力士の控え室はよく聞くが、
行司の控え室もやっぱりあるんだろうか。
あの衣装の行司さんが
ゴロゴロいる控え室っておもしろそうだ。
やっぱり大一番の前はキンチョウして
思わずシコ踏んだりするんだろうか…。
ナマ物言いも見た。
もっとモメてほしかったが、
意外とあっさり終わって残念だった。
なかなかの異空間
実は取り組みよりおもしろかったのが、
まわりのお客さんだ。
いろんなプロスポーツの中で、
これほど観客の年齢が高いものもないと思うが
異常なリラックス度合いも類を見ない。
あの桟敷ってやつがすごい。
めちゃくちゃせまくて大変だが、
まず行くといきなり
お茶の入った急須と茶碗が置いてある。
弁当喰う。つまみ喰って酒を呑む。
思わずかけ声が出てしまうのも、
ざぶとん投げちゃうのも、
当然のなりゆきかもしれないと思う。
とにかく声をかける。
だけど歌舞伎とはちょっと違う。
歌舞伎はかけ声にも決まりがあったりするが、
スモウの場合かなりむちゃくちゃだ。
とにかくかける。
ボクの右斜め前のヒトはなんと負けた後に、
負けた力士の名前を大声で叫んだ。
連れのヒトに「もう終わってんじゃん」
と言われ、あわてて
「明日もがんばれよ!」とつづけた。
なんでもアリである。
客を見に行くという楽しみ方
かけ声を出さないまでも、
通常の会話もそうとうおもしろい。
そのときは朝青龍が横綱だった時代で、
ボクの左斜め前のおじさんが、
朝青龍(モンゴル出身)がバーンと
張り手で勝った瞬間
「蒙古来襲だ」と言った…。
サッカーファンにこのセリフが吐けるか。
次に行ったらボクもぜったい叫ぶぞ。
とココロに誓ったのだったが、
最近はぜんぜん行けてない。高いからなあ・・
テレビでやってるのは夕方2時間くらいだが
あれは中入り後、いわゆるメーンエベント。
その前に実は膨大な取り組みがあって
朝は8時半くらいから始まっている。
早めに行って一日ぼーっと見てるのが
いちばん贅沢な楽しみ方なんだよな。
外国人観光客人気もあって
最近はチケットぜんぜん取れないみたい。
3階席でもいいから次は頑張ってみるか。