小さな進捗を糧に、大きな課題に立ち向かい続ける
最近、仕事で取り組んでいるタスクがかなり難しく、進捗が思わしくない日々が続いています。そんなとき、どうしても気持ちが塞ぎ込んでしまい、普段なら思いつくアイデアが浮かばなくなりがちです。「うまく進まないなあ」という焦りが、精神的な余裕を余計に奪ってしまい、パフォーマンスもどんどん落ちていく。この悪循環に陥っている自分に気づき、なんとかしたいと感じる日々です。
そんなとき、ふと「小さなタスクの完了を意識する」ことの有効性に気づきました。どんなに些細なことであっても、簡単なタスクをひとつこなすだけで「今日は少し進んだ」と感じられる。その小さな実感が、思いのほか気持ちを軽くしてくれ、次のステップに向かうエネルギーを生み出してくれます。これが思いの外、大きく複雑なタスクに取り組むときのモチベーションの支えになる。
この感覚は心理学的には「自己効力感(self-efficacy)」とも言われ、わたしたちのモチベーションに強く関係していることがわかっています(Bandura, 1997)。小さな成功体験を積むことは、「やればできる」という感覚を育み、さらに大きな挑戦に向かう勇気を与えてくれるのです。
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