自分自身のbeとdoにふれる「ホームルーム」ってどんな時間?
皆さんこんにちは。地域を旅する大学 さとのば大学1年生の松井沙音(さやね)です。
入学して約3か月。高校までの学び方とは全く異なるさとのば大学ならではの講義にも慣れてきたところです。
さとのば大学の講義は、火曜日、水曜日、木曜日の午前中に行われています。さらに、月曜日と金曜日には、自分自身のbe(ありかた)とdo(何をしたか)にふれるホームルームもあります。
普段の講義は3時間(90分×2コマ)ですが、ホームルームは1時間と普段の講義より短い時間です。
また、学年・地域を超えた仲間と集い、混ざり合うのもこの時間の特長です。
そのため若干の物足りなさは感じますが、とても良い時間です。
今回は、そんなホームルームの時間をさとのば生がどう過ごしているのかを紹介します。
■書き手:さとのば大学1年生 松井 沙音
月曜日 / ホームルーム be
月曜日のホームルームでは主に、
「マインドフルフォト」「ひとこと宣言」
の2つを行っています。
ホームルームの雰囲気に慣れるまではラーニングアシスタントが運営をしてくれていましたが、6月からはさとのば生が進行を務め、学びの共有の場を作り上げています。
ホームルームが始まる時間になったら一人一人、気分・体調などを共有するチェックインをしていきます。
他の講義でもこのチェックインはするのですが、私はこの時間が本当に大好きです。
なぜ気分が良いのか、なぜ気分が乗らないのか。みんなそれぞれ自分の言葉で今日の自分を話してくれます。
体調のことだけではなく、心の健康観察をしているようでとても心地いいんです。
その後、zoomの機能であるブレイクアウトルームに4~5人に別れて「マインドフルフォト」をします。
この場があることで写真に残しておこう、とカメラのシャッターを切ることが増えました。
みんながどんな1週間を過ごしたのかを写真と共に知れる、なかなか無い機会です。
地域を旅する大学、というのもあって、違う地域に住んでいるみんなの様子はリアルタイムの共有が難しいです。
ですが、このような共有の場があることで、違う地域にいてもつながりを感じることができています。
マインドフルフォトで共有する内容は、個性に溢れていて、とても面白いです。
散歩していて見つけた路地の写真、ご飯の写真、地域で行われたイベントの写真…などなど。
その写真にまつわるエピソードを一緒に話すのですが、話すことも大事にしていることも人それぞれなので、聞いているだけで新たな価値観に出会うことができます。
「これ面白そう!」「今度こっちの地域でもやってみたい!」と言う声で溢れる、とても温かい場所です。
マインドフルフォトは、オンライン上でさとのば生が書いている日記から引っ張ってくることが大半です。
ですがルームに別れた後、みんなで「日記書いてない!」「写真載せてない!」と言って冒頭5分くらい、写真を選んで載せる時間があったりするのはナイショの話です。
ルーム内で共有をした後、全員が集まるメインルームに戻り、
ルームでどんなことを話したのかを全体に共有して、「ひとこと宣言」を書く時間になります。
通信制大学の履修を頑張りたい、講義の課題に取り組みたい、という学業関連のものから、
片付けがしたい、生活リズムを整えたい、という日々の暮らしのことまでみんな思い思いに宣言をしていきます。
最後のチェックアウトでこの時間がどんなものになったかを
それぞれ共有して、月曜日のホームルームは終わりになります。
月曜日は「be」のホームルームです。
何に心が動き、それらが自分にもたらしたもの、いま私の心が動いていることを研ぎ澄まして感じる時間。
1週間の始まりにこの時間があることで、私の現在地を知り、今週取り組むアクションに繋がっていく。
そんな余白のあるホームルームです。
振り返りの時間が週の始まりの月曜日にあることは驚きでしたが、気持ちを切り替えて1週間を過ごせるので大事にしたい余白の時間です。
金曜日 / ホームルーム do
金曜日のホームルームでは主に、
「ネクストアクションの設定&振り返り」「プロジェクトメンタリング」
の2つをやっています。
さとのば大学では、誰からに頼まれたからではなく、自分の思いや願いを起点としてプロジェクトを立ち上げていく「マイプロジェクト」を大切にしています。
このマイプロジェクトを進めるうえで、重要なのがこの金曜日のホームルームdoなんです。
ホームルームが始まったら、チェックインをして、先週書いた「ネクストアクション」の振り返りをします。
「みんなが取り組みたい課題は?」「いま取り組んでいるマイプロジェクトは?」を共有していきます。
地域で取り組んでいることや、一人で達成したいこと、続けたいことなど
みんなのマイプロジェクトを聞いているうちに自分がやりたいことが見つかることもあります。
ネクストアクションを全体で共有した後は「プロジェクトメンタリング」の時間。
私はこの時間を「心のメンタリングの時間」だとも思っています。
人に話を客観的に聞いてもらうことで、自分を見つめ直すことができるからです。
プロジェクトに挑戦したり、地域で過ごす中で生まれた悩みや課題を振り返る。
「なんとなくモヤモヤしている」よりも「なぜモヤモヤしているのか?」
という理由を、話しているうちに見つけられる。
1週間が終わるタイミングで、自分自身と向き合える時間があることは嬉しいですし、これからも大切にしていきたい時間です。
以上、さとのばホームルームのお話でした!
講義とは異なり、自分について発信ができる時間です。
講義では分からないみんなの暮らしや講義以外での困りごと、日常生活で生まれた悩みなどいろんなことを共有できるこの時間はこれからも大切にしたいなと思っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
■暮らしながらプロジェクトを実践する、さとのば大学の学びのフィールドは全国各地
さとのば大学では、4年間1年ずつ多様な地域へ留学し、地域での様々な人との出会いや対話を通して自分自身の関心を探り、マイプロジェクトへと繋げて実践していきます。ぜひあなたらしさが活かせる地域を、見つけに行きませんか。
■資料請求はこちらから
■学生の日常や最新情報はメルマガ・公式SNSで発信中!
Instagram/Facebook/Twitter/Youtube/メルマガ登録