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#前に進む唄
「この曲を披露する時、いつも雨が降っていた」
5月22日、「#前に進む唄」リリースイベント最終日。
鳴り止まない拍手と、万感の思いに涙を流すメンバー。ありったけの素敵を詰め込んだシーンに、口を開いたのはリーダー羽島みきであった。
激動の5月、彼女らが心身ともに満身創痍の状態であったことは想像に難くない。それを端的に言い表したのが、冒頭の言葉だったのだと思う。
曇り空が前に進むその先に不吉な影を落とし、文字通り雲行きさえ怪しく見えてしまう。
あれこれ考えては時にセンシティブになっていたであろうこの期間、そんな事を感じてしまっても不思議ではない。
だからこそ、あの快晴が嬉しかった。
神宿には、太陽の差し込むあの神秘的な空間が似合っていた。
なにより、
神宿の新たな出発を祝い、メンバー・スタッフ・舁夫、神宿を巡る全ての人々の努力と思いが報われる
そんな日本晴れだった。
本当は、「ひまわりが咲き誇るための恵みの雨だ。いつか晴れた日には、そのひまわりは満点の大きな花となる。」
といった具合に雨を肯定したかった。
ところが、どうやらひまわりは雨や湿気が苦手らしい。
如何せん上手くいかないものだ。
納得いく肯定こそできなくても、雨と共にあった日々が悪いものだったとも思わない。
雨に打ちひしがれながら迎えたあの晴れ間は、この上なく気分がよかった。
むしろ今では、神宿の再スタートを象徴するような天気の移ろいだったのではないか、とさえ思う。
感動的なフィナーレを目の当たりにし、
抱えた感情全てが前向きだった。
無理をした甲斐があった。
神宿と出会えてよかった。
これからの神宿が楽しみになった。
もっと神宿を応援したい。
もっと神宿と上に行きたい。
だから私は、その日最後の特典券を以て
羽島みきさんと
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飛んだ。
さて、羽島みきさんと交わした「6月3日にインテリイケメン舁夫になって会いにいく」という約束。
大跳躍の後自信を持って取り付けた約束だ。
これを成し遂げるべく、私も邁進せねばなるまい。
5月23日、仙台の天気は良好。
今日も神宿に倣って、否、神宿と共に、
前に進む。