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なにくそラン125日目 「よっぽどつらい日は速度を上げる」



まぁなんというか、秋から冬にかけては本当につらい。


去年の3月にアニサキス・アレルギーになってから魚介類全般をまったく食べられなくなったのだが(ダシに至るまで)(貝や甲殻類も避けている)、日本の秋冬の「美味しそさ加減」は尋常ではない。


すし、なべ、おでん。

さんま、いくら、あんこう。

かき、ほたて、たらばがに。

たんめん、あったかいそば、〆のラーメン。


・・・こうして書いているだけで胸が苦しくなる。

ちょっと正気を保てない。

町を歩いているだけで記憶が心を叩く。
毎食毎食、とてもイヤな気分になる。
きっとそれだけ食べるのが好きだったし、食の楽しさに頼って生きてきたんだなぁと思う。


正気を保つための手段のひとつが、ランである。

相変わらず、走るのは好きではない。
でも、走ると、少しの間、そうだな朝走ると昼すぎくらいまでかな、とりあえず「ファイティングポーズ」が取れる。

なにくそ! と、前を向ける。


よっぽどつらい日は、走る速度を上げる。

速く走れば走るほど、息が切れる。
汗もかく。

でも、闘う気持ちにはなる。
まぁウジウジ言ってないで仕事しよう、とか気分を変えられる。
とはいえ昼過ぎまでしかもたないけどなw


速く走るといっても、かなりショボいよ。

いまのところ一番速くてキロ5分31秒なので、よく走っている人からしたらお笑いレベルだろう(しかも毎朝たった3キロしか走らないし)。

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とはいえ、この速度は、ボクにしたらかなり速い。

最近お酒の量も増えているので(やってられっかい!)、翌朝お酒が残っていることもわりとあり、そういうときはキロ6分15〜30秒になる。

そのくらいがボクの中のスタンダードなので、5分30秒はむちゃくちゃ速いのである。


ただ、速い速度で走っていると、年齢的にも初心者的にも、膝とか足底とか故障しそうでちょっと怖い。

いま故障したら「なにくそ!」の代替物がないから、故障が一番怖いのである。

だからこれ以上は速くするつもりもない。



さて、寒くなってきた。

暑いときもしんどかったけど、寒いと朝出るのが億劫になるね。

これからもっと寒くなり、しかももっと美味くなり、未知の領域が始まる。

「なにくそ!」が続くかどうか。

我ながらちょっと不安な季節である。



こちらにRUNログはまとめてあります。



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さとなお(佐藤尚之)
古めの喫茶店(ただし禁煙)で文章を書くのが好きです。いただいたサポートは美味しいコーヒー代に使わせていただき、ゆっくりと文章を練りたいと思います。ありがとうございます。