見出し画像

ボクがいままで乗ってきたクルマの話


ちょうど去年、2019年の今日、クルマ生活を再開した。

2000年に関西から東京に転勤したんだけど、そのときにクルマを捨てて以来、18年ぶりだ。

なぜ再開したか、は、明日書こうと思う。

今日はクルマのことを書くついでに、いままで乗ってきたクルマについて書こうと思う。


ボクは東京生まれ東京育ちで、大学卒業まで東京にいた。

大学に入ってすぐ免許をとったボクは、母親が乗っていた日産サニーをたまに使わせてもらっていた。

父は運転しなかったし、母は運動音痴なので、ぶつけても後悔しないような超オンボロ中古のサニーに母は乗っていた。

たぶんコレ。
ひろびろサニー。



だが、時は1980年代初頭である。
バブルに向かっている日本である。
そして、若者の遊びはドライブが主であった時代である。

友人たちは、トヨタ・セリカXX(ダブルエックス)とか、ホンダ・プレリュードとか、日産スカイラインとか、安くてもマツダ・ファミリアの赤いのとかに乗っていた。

そこに「超おんぼろサニー」ではさすがに見劣りがしたので、親に頼みこんでお金を半分出してもらい、トヨタ・カリーナ・ジュンを新車で買った。

そう、JEUNE(ジュン)という愛称がついている女性仕様車であるw

つまり「母親メインで乗っていいから、新車を買ってくれ。うん、女性仕様のでいいよ!」と頼んだ結果である(とはいえ、買ったらこっちのもの。ボクが乗りまくった)。

写真(↓)は中古車屋さんの写真から拝借。
顔とお尻のカタチが気に入っていたな。
女性仕様な分、赤いラインとかも入っていて可愛かった(横に赤でJEUNEと入っている)。
車庫入れが不得意な女性のためのバックセンサーも標準装備で、当時としては超新しかったっけ。

画像1

画像3


いやぁ、たくさん乗ったなぁ、カリーナ・ジュン

大学時代を含めて8年くらい乗ったかと思う。
年数だけだとたいしたことないが、マジで超酷使した。

会社に入って関西配属になり、箕面での半年の寮生活を経て阪神間(苦楽園口、夙川)に住んだ。

もちろんカリーナ・ジュンを東京の実家から持っていって、これでものすごくよく遊んだ(母親のために買うって言ったのに結局自分のものにして関西に持って行ってしまったワタクシ)。

もう、本当によく乗った。
友人たちと遊びまくった。

乗り潰すまで乗ったのだけど、最後、廃車にするときは、友人たちみんなで集まってカリーナ・ジュンにシャンパンをかけて弔った

そのくらい思い出深いクルマである。
↓運転席の写真とか、懐かしすぎて泣ける・・・。

画像3


↓CMがなんだかなw でもこのCMのまんまの色を買った。
というか、この色だけの限定販売だった気がする。




その次が、渋いんだけど、ローバー800
ランドローバーでもなく、レンジローバーでもなく、セダンのローバーw

カリーナを乗り潰して、なんか次は英国車に乗りたくなったのだ。
でも、わりと天邪鬼なので、みんなが乗ってるクルマはイヤで、ちょっとマイナーなのを探していた。

そんな折、中古でお買い得なローバー800が出ていた。

ローバーは日本ではレア。
それだけの理由でローンを組んだ。
エンジン系はホンダと提携していたので、それも安心だった。

社内は広く、中年の社長さんが喜ぶような木目・総革張りの内装。
そのころボクはまだ30過ぎだったので、完全なミスマッチである。

「なんか・・・間違ったかな・・・」

そんなネガな思いがクルマに伝わってしまったのか、半年ほどで故障し、その後も故障が続き、途中で壊れてしまったw



その次に乗ったのが、三菱パジェロである。

前のローバーがすぐ壊れたので、「丈夫なヤツを!」と思ったのである(単純)。

たぶん1986年発売の4ドアミッドルーフ。ディーゼルエンジン。

CMだと、たぶんコレ(↓)だなぁ。
わりとオプションがたくさんついた中古を買った。色はグレーに青のライン。


いや、いいクルマだった。
いまでもパジェロにはいい思い出しかない。
当時すごく流行っていたのもあるけど、なんかアウトドア遊びの始まりのころでもあり、キャンプとかにも行ったっけ。

オフロード的な走りもいいけど、都会でもパジェロは良かった。

何より「運転席が高い」(つまり車高が高い)って、こんなに景色も違うし気持ちいいんだ、って思った。

荷物もたくさん詰める。ひとり釣行(鮎)とかよく行った。

あぁ・・・パジェロはいいな。


で、このパジェロをかなり気に入って乗ってたんだけど、「運転席が高い」という利点が欠点に転ずる

このクルマの乗っているときに結婚したのだが(34歳)、結婚相手の背が小さかったのであるw

運転席に登るのもひと苦労だ。
スカートとかはいていると、ちょっとはしたない感じにすらなる。
彼女(運転する)にとってはハンドルも重いし、なによりクルマがでかすぎて、女性には運転しにくいこと限りない!

ということもあって、仕方ない、小さい車に買い換えようってなった。

そして買ったのが、これである。


5ナンバーの小さいベンツ、ベンツ190Eですね。
いわゆる「小ベンツ」とか「子ベンツ」とか言われるヤツだ。

もうファミリーカーに徹した。
とはいえやっぱりこの時期のベンツの顔、好きだなぁ。

これも中古だったと思う。
えんじ色の渋いの買った。軽快な走りで気にも入っていた。

そう、これはこれで気に入っていた。

ただ、これに乗っている頃、東京に転勤になったのだ。


ボクたち夫婦は考えた。

クルマは楽しい。
本当に人生でお世話になった。

でも、東京って本当にクルマって必要ない

電車が異様に便利だし、タクシーもたくさん走ってるし、駐車場高いし、維持費考えるとタクシー使い倒すほうが安いし、事故のリスクも大きいし、クルマないほうが生活習慣病などのリスクも減る。

そして、なにより関西はクルマをもつ意味があった。
京都、奈良、神戸、和歌山など、特色ある観光地に1〜2時間で行けるし、3時間も走れば山陰や山陽、四国や三重なんかにも行けた。

しかも、関西は東京に比べれば渋滞が少ないので、ドライブしてて楽しいのである。釣りやテニスやゴルフなど、遊べるところもたくさんあり、毎週末はクルマで必ず遊びに行っていた。


それに比べると東京は、とにかく渋滞が酷かったし、近くの観光地に出かけるにも、首都圏を脱出するだけで2時間くらいかかる。

だから東京に帰ったらクルマは捨てよう、と決めたのである。
電車とタクシーとレンタカーを酷使すれば充分楽しいし。

そうやって、ボクのクルマ人生は終わるはずであった。

それをなぜ再開したのか。
それはまた、明日書きます。


ちなみに、東京で18年ぶりに買ったクルマは、ミニでした。

画像4



なぜ再開したのか、なぜMINIを選んだのか、は、こちらに書きました。



古めの喫茶店(ただし禁煙)で文章を書くのが好きです。いただいたサポートは美味しいコーヒー代に使わせていただき、ゆっくりと文章を練りたいと思います。ありがとうございます。