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チャゲ&飛鳥 『ひとり咲き』
この夏、チャゲ&飛鳥(最近では「CHAGE and ASKA」)が終了した。
正確に言うと、ASKAが「CHAGE and ASKA」脱退を発表した。それはイコール、チャゲアス終了、である。
1979年の8月25日に「ひとり咲き」でデビューして、2019年の8月25日に脱退を発表している。
つまりASKAは、ひとり咲きでのデビューの日を意識して、その日を選んだことになる。偶然ではないだろう。
ちょうど40年。
長く続いたデュオである。
活動休止期間も長く、ASKAが覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕されたなど、いろいろな問題もあった。
だからもうチャゲアスが続かないのも仕方ないかな、とは思う。
なぜ急にチャゲアスのことなんか書いているかというと、「ひとり咲き」を久しぶりに聴いたからだ。
昨日、新潟である会社のファンミーティングをしているとき、BGMとしてずっと70年代の曲が流れていて、その後もなんとなくそれを引きずって、帰りの新幹線の中でイヤホンで70年代のプレイリストをなんとなく聴いていた。
そしたら、あの力強いイントロが流れてきて、「ひとり咲き」が始まったのである。
もう、なんだろう、40年ずっと好きで、40年ずっと聴き続け、40年ずっと大切にしている歌である。
何度聴いても熱くなり、力が入る。こぶしを握りしめる。
こんな歌、なかなかない。
チャゲアスには、4つの理由で勝手に親近感を持っている。
ひとつは、CMの仕事を数回ご一緒したこと。
撮影現場でご一緒したくらいで、個人的におつきあいはまったくなかったけど、ボクが企画したCMに出てもらった。そうなると、やっぱりそれなりに親近感は持つ。
次に、一時期ボクは「チャゲにそっくり」と同僚内で言われていたこと(ヒゲもまだなく、髪型もオールバックでチャゲと似ていた頃)。
実際、チャゲが雑誌でインタビューを受けてる写真があったのだが、それが我ながら酷似していた。
撮影現場で、彼らと初めてお会いしたとき、上司がボクを「うちのチャゲです」と紹介した。すると、ASKAが「おー! わかります! そっくりだ!」と言い、CHAGEはボクの目を見ながら強く握手してきたw そんな思い出w
3つ目は、ポプコン出身であること。
ちょっと前に「ポプコン沼」の話を書いたけど、彼らもここ出身で、当時ラジオでよく聴いていた。
なんというか、ポプコン出身ってだけで、すごく身近に感じるw
で、4つめ、最後がこの「ひとり咲き」である。
もういまではカラオケはまったくやらないのだけど、まだよく歌っていた当時、「ひとり咲き」は持ち歌のひとつだった。
「ひとり咲き」「流恋情歌」「万里の河」の3曲をよく歌った。
わりと熱唱系だったので、よく合った。
この3曲への思い入れは強い。
特に、「ひとり咲き」。
どんだけ好きでどんだけ歌ったか。
頭の血管きれそうなくらい熱唱してたあの頃・・・(長い回想)。
というか、デビュー曲でこのクオリティ、いったいなんだ?
すごすぎないか、チャゲアス!
チャゲアスは、この「演歌フォーク」のイメージをずっと引きずって、その後そこから離れるために必要以上にポップになっていくんだけど、でも、ボクにとってのチャゲアスは、いつまでもちょっと演歌くさい「ひとり咲き」なのである。
なんか、まさにこの2019年の夏にチャゲアスが終わりを告げたということを、まだ夏のうちにちゃんと書いておきたくなって、書きました。
オチはありません。
チャゲ&飛鳥。
いい曲をたくさん、本当にありがとう。
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