Day207 「手紙屋」ー僕の就職活動を変えた10通の手紙
【本について】
タイトル:「手紙屋」ー僕の就職活動を変えた10通の手紙
著者:喜多川 泰 出版社:ディスカバー
■楽しむヒント
「手紙屋」は誰か、その正体は・・
■本のテーマ(WHAT)
「働く」とは、「人生」とは、人生で「本当に大事なもの」とは
■ストーリー
「書楽」という喫茶店で偶然出会った「手紙屋」というビジネス。「手紙屋」との10通の手紙を通して、主人公の諒太の仕事観、人生観は大きく変わっていく。
■諒太が学んだ大切なこと
・成功の人生を送る方法は、「他人に成功の人生を与える方法」
・「他力」をあてにする人生は虚しい
・人間は、乗り越えた逆境の数だけ強くなれる。その数が多ければ多いほど、どんな状況にも負けない強い人になれる。
・人生の成功者になるというのは、逆境をたくさん乗り越えることと同義
・生存するために達成しなければならない2つのこと(=存続する会社の条件)
1、多くの人から長期間に渡って必要とされ続けること
2、収入内の生活をすること
勘違い:生きていくために必要なものは「働いて収入を得ること」(これは、結果論)
・人が夢や目標を持つと、目の前には必ず壁が現れる。とりわけ大きな夢を描く人には大きな壁が。目標を持つから壁が現れる。
・目の前にやってくるものを、取捨選択しない
・今、目の前にあるものに全力を注いで生きる
・儲けることを考える前に、多くの人たちを幸せにするために働く(報酬を第一目標にしてはならない)
・一見無理だと感じることも、自分から切り捨てない
■響いたメッセージ
・あなたの能力は、今日のあなたの行動によって、開花されるのを待っている
・欲しいものを手に入れる方法の基本は、単純な「物々交換」
自分の持っているもの⇄相手が欲しがるもの(お金だけじゃない)
*相手がどうしても欲しいというものは、自分自身を磨くほど増えていく(笑顔や、あなたが発する言葉だって、物々交換の対象になる)
・毎日の食卓に食べ物が並び、必要な品に囲まれて生活できるのは、それを供給してくれる人がいるから
・人間には、過不足なく、あらゆる性格が備わっている
・人は、与えられた「称号」通りの人間になろうとする
「周囲の人に対して、今までの経験からではなく、将来こうあって欲しいという称号を与える人になるだけで、あなたの人生は一転するでしょう」
・「平時はあなたの頑張りで他の社員の分まで給料を稼ぎ出す」
・成功する人は、見返りとして何かがもらえるから自分のすべきことを決める人ではなく、報酬に関係なくその時その時に自分のベストを尽くして毎日を生きようとする人
・自分の人生と真剣に向き合い始めた時に変化は起こる
・「僕にとって本は、素晴らしい師であり、一生付き合っていける友人であり、いろんなヒントを与えてくれる先生でもあるんだ」
・あなたの頭の中にいつも天秤を
「天秤の片方の皿の上には、あなたの手に入れたいもの。そして、それを釣り合うものを釣り合う量だけもう片方の皿に載せた時に、あなたの欲しいものが手に入る」
・全て予定通りの安定した人生を送っている人なんていない
・大切なのは、現時点での企業の規模ではない
・人生のスタート地点の違いによって将来の成功を制約されることはない
・どこからスタートしてもめざすゴールに辿り着くことはできる
・就職する先が、制限された将来への入り口ではない
・”向いていると思う職業”なんて幻想
「向いているいない」ここから考えると、自分ではまだ気づいていない自分の才能を開花させるチャンスを失う
・大切なのはどの船に乗るかではなく、その船がどういう目的で航海しているか(就職先選び)
・素晴らしい本当の出会いは人生を変えてくれるほどの大きな衝撃を与えてくれる
・大きな夢を持つというのは、大きな壁を乗り越えなければならないことと同義
・「できるだけ大きな壁を、たくさん越える生き方をしなさい」
・「転がる石に苔はつかない」
・「才能を開花させるものは、開花させようとする「情熱」
・「失敗した人は、才能を理由にあげる。成功した人は情熱を理由に上げる」
■読んで欲しい人
人生で本当に大事なものは何か思い出したい大人
人生半ば、残りの人生を悔いなくいきたい大人
進路に迷っている若い人たち、その親御さんたち