【今日の読書旅】Day169
社長の仕事
浜口隆則 著 かんき出版 2011年
「社長の仕事」は、会社を一時的な成功へ導くことではない。
会社を「永続させる」ために必要な「すべて」のことをすることだ。
それは簡単ではない。
「成功するのは簡単だが、成功し続けるのは難しい」
一時的な成功に酔うことなく、過信せず、実力を高めようとする社長のために書かれた本。
自分を見つめること、自分に向き合うことは、厳しく辛いことでもある。
しかし、それこそが「社長の仕事」の大切な第一歩。
❶[3セレクト]
①誰でもできることを、誰にもできないくらいやっているか?
優位性を保ち続けている会社がやっていること。それは、誰にでもできること。誰にでもできることを、徹底的にやっている。変わったことはしていない。変わった”レベルで”しているだけだ。普通の会社が1年なら10年やればいい。
②心・技・体を磨いているか?
ビジネスの良し悪しが成功を決めるのではない。経営資源の豊富さが成功を決めるのではない。小さな会社であればあるほど、経営の「成功と継続」は社長にかかっている。
社長力には3つの要素がある。
1、心:メンタル、考え方、感性
2、テクニック、技術、知性
3、リソース、体力、資源
この3つに偏りはないか?バランスよく磨いているか?
経営の継続力は、3大要素の最も低い力を、ほぼ等しい。
心を鍛え、技を磨き、体を整え、「社長力」を磨き続けよう。
③7つのメンタルブロック
心のブレーキを持っていることに気付いているか?
「今では邪魔になってしまった考え」を捨てるだけで、人は一気に成長できる。
1、「商売は悪いこと」だと思っていないか?
2、「儲けるのは悪いこと」だと思っていないか?
3、「お金は汚い」と考えていないか?
4、「私だけ幸せになるのは悪いこと」だと感じていないか?
5、「好きなことをするのは悪いこと」だと思っていないか?
6、「人と違うことをするのは悪いこと」だと感じていないか?
7、「2つ以上を同時に得ることは悪いこと」だと思っていないか?
+1:社長は幸せの専門家
経営は、関わる人すべてを幸せにする仕組み。だから、社長は「幸せの専門家」じゃないといけない。そして、幸せのことを死ぬほど考えなきゃいけない。幸せな社長には「3つの自由」がある。
1、経済的な自由
2、行動の自由
3、社会的ストレスからの自由
自由で、愛されて、お金持ち。
❷[マイエピソード]
実は、この本2冊持っています。仕事場でも、家でも読めるように。大切なことを忘れないように。理由はそれだけではなくて、数年前、浜口さんの「社長の学校」を受講していました。
ビジネスを学ぶというと、「マーケティング」や「集客」や「営業」や「ブランディング」といった断片的な学びしかできなくて、心底うんざりしていたときに、「社長の学校」に出会いました。
「断片」ばかり拾っていても、ガラクタにしかならない。形になり得ない。だって、経営には、取り組まなければいけない12個のことがあるんだから。「社長の仕事」は、毎日初心に戻れる本で、大切にしてる本。
❸[今日からのアクション]
また経営の12分野の復習をする。