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【今日の本】Day 182
THE CATALYST 一瞬で人の心が変わる伝え方の技術
2021年 ジョーナ・バーガー 著 かんき出版


1)「シビれたフレーズ」

人々を新しいものに慣れさせること、古いものを手放す手助けをする。それが、カタリスト(*)の仕事

現状維持したいのであれば不確実性は大いに役立つが、変化を求めているなら不確実性ほど厄介なものはない

「フィルターバブル」誰もが気に入らない情報をフィルターにかけたバブル(泡)の中で暮らしている

*カタリスト:触媒


2)「気づき」

思い当たる節が多くあり、自分自身の行動心理も覗くことができ、なるほどなと思えた。

よくある人の心を動かすテクニックを使うことに罪悪感を感じていている人、そのテクニックを使えずに足踏みしている人にとっては特に「カタリスト」の考え方は有益だと思う。お客様目線になれず、つい自分本意な伝え方をしてしまう人たちにとっても。

「カタリスト」として、周りの人と接すれば、意識しなくても自分本位が顔を出すことはなさそう。

人に動いてもらうために、

✔︎口がうまくなくても構わない
✔︎パワポの達人になる必要もない
✔︎巨額な広告費も必要ない
✔︎大企業に勤めていなくても大丈夫
✔︎専門分野で20年の経験もいらない
✔︎カリスマ性も必要ない

というのは、とても希望のもてる話だ。

カタリストとして、唯一なくてはならないものは「人の理解」


3)例(フォースフィールド分析)


フォースフィールド分析:ある状況に見られる様々な要素や力学を分析し、その結果を活用して変化を促進する。

分析で最初に行うのは、変化の定義を定めることだ。

変化を妨げる障害は様々な形をしている。

まず、その正体を見極めないと、障害を取り除くことはできない。問題を理解しなければ、正しい解決策を提示することはできない。大切なのは、根っこの原因を見つけることだ。

一体何が、消費者の行動を妨げているのだろうか?

そして、最終的にどんな状態になることを望むのか

変化の定義が決まったら、今度はその変化を促進してくれる要素を探す。

もっとも重要なステップは、「拘束具」を見つけること。

どんな障害やハードルが変化を妨げているのだろうか?変化を押さえつける外部と内部の力を見つける。

障害を見つける1つの方法は、未来に目を向けるのではなく、過去と現在を参考にすること。

なぜまだ理想の状態になっていないのか?

何がそれを妨げているのか?

どんな要素が存在しているから、理想の状態を実現する変化が起こらないのか?

クライアントは何を心配しているのだろうか?

フォースフィールド分析を使って現状を把握すると、変化を起こすのが簡単になる。


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(「THE CATALYST」より)


4)「今月に実行すること」

あらゆるコミュニケーションの場で、「カタリスト」の姿勢で接してみる

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