Day301:お金が増えれば、人生が変わる『未来のお金の稼ぎ方』
未来はこれからどう変わるのだろう。
2028年は、そう遠くはない。6年後。
2020年2月、新型肺炎でクルーズ船が横浜港停泊…
それから2年で起きた生活の変化。働き方の変化…
目を閉じて思い出してみると、結構ある。
その3倍の6年となると…
現代のテクノロジーが進化するスピードは、
それまで比べ物にならないくらい速い。
そして、
史上初の超高齢化、超人口減少という時代を
いきていかなくてはならない。
お金に困らないで生きていくためには、
自分が50歳、80歳、100歳になる頃の
国の姿をできるだけ想像してみること。
そのうえで、お金のスキルを鍛え、備えていくしかない。
変化に備えるべく
「未来のお金の稼ぎ方」という本を読んでみた。
メタバース、DAO、Web3、CBDC、DeFi、NFT…
おじいちゃんおばあちゃん世代は理解できるのか。
同じ歳の姉に、上記の言葉を説明してみると…
毎日、家事と会社のほとんどの時間を費やしている主婦で、
会社員の姉は、すでに伝わらなかった。
(その隣で、メタバースや投資ゲームについて語る甥)
いま、言葉の意味を理解できない人が大半でも、
6年後には、この言葉の全てを知らない人は
1人もいなくなるかもしれない。
著者の、
「本書を書いている間にも、
どんどん新しいサービスが登場し、Web3の世界へと加速している状態」
という言葉に、わたしは危機感を覚えた。
「時代を予習するつもりで…」
読んでみた。
これから貧しくなり、経済的に厳しくなる日本で生き抜くために。
メタバースで経済圏は大きく変わる
新しい世界は、これまでのインターネットやSNSとは異なる次元になっていく(Web3)
・Web1.0・・「一方通行」
情報や企業は国が持っていて、個人はそれを受け取るだけ
例)ホームページにある情報をみるだけ
・Web2.0・・「双方向」
誰もが発信でき、誰もが受け取ることができる。
発信側と受け手がお互いにやりとりできる世界(情報の民主化=国民総クリエイター時代)
例)Instagram、YouTube、Twitter、TikTok
・Web3・・個が主導権を握る(取り戻す)
個が力を持ち、それぞれに運営できる世界
今までとの違い:デジタル上の価値の所有や売買といった経済活動がある
例)デジタル上の価値の所有(例:NFT)メタバース上でショッピング
これから、巨大なデジタル経済圏がたくさん生まれる
数年後には、基本的な金融リテラシーを身につけた
お金に強い世代が社会に出てくる
変化する7つの業界
1、不動産
2、旅行
3、エンターテイメント
4、ショッピング
5、教育
6、仕事
7、金融
中央集権型の金融機関に頼らないサービスが生まれる
「DAO」(未来の株式会社)
・・分散型自立組織(メタバース上の株式会社)
ブロックチェーンを使うため、透明性と公平祭がとても高い。
従来の株主総会は、ガバナンストークンを使って投票が行われる。
「DeFi」(新しい金融)
・・分散型金融(自立的な金融サービス)
DeFiは、スマートコントラクトであらかじめ決められた条件を満たした場合に契約を自動的に実行するため、仲介するひとが必要ない。
これからの時代に必要なお金のスキル
黙っていても、右肩あがりで給料があがっていくことはなくなり、手取りは減少。貯金だけ頑張ればなんとかなる時代ではなくなった。
投資を始めればいいのか?
”お金のスキルとは「投資のスキル」”ではない
お金の知識は必要だけれど、大切になるのは、その知識を使い、
自分の頭で考え、判断し、実際に動かしていくこと。つまり実践。
お金とは何か
お金は人生を豊かにするツール。
「お金持ちになりたい」と思いすぎて、お金を増やすことだけが
目的になってはいけない。
お金をつかって自分がたどりつきたい目的地に行くことが重要。
お金はそのための「ガソリン」。
ダブルインカムを作る
目的地をきめたら、必要なガソリンを蓄えるスキルを身につける必要がある。
最初にやるべきなのは、目的地にたどりつくまでに必要なガソリンの量を見積もること。
(どれくらい資産が必要か)
いきなり毎月貯められる額を考えるのではなく、目的地から逆算する。この順序が大事。
判断ミスは、目的地から逆算していないことから起こる。
投資において大事なこと
資産の運用をスタートすることも大事。
これから日本は、経済的に縮小していくことが見込まれる。
自分の未来を守るためには、個人が備えていかなくてはならない。
資産運用は、変化する時代の中で自分を守り、かつ目的地に到達するためにかかせない。
資産運用の基本としてやるべき2つのこと
1、ひとつはお金がお金を生む投資をスタートさせること
2、もっている資産を分散させること
1日でもはやく資産運用を行うこと。
はやく始めるほど、複利効果が高くなる。
(複利というのは、投資が生んだ利益が元本となり、新たな利益を生む金利の仕組み)
わたしたちは個人なので、過度なリスクを取る必要はなく、中長期で資産を形成していくのが
投資の基本。中長期で構え、複利の恩恵を最大限に享受する投資の方が人生を豊かにするお金のスキルとして適している。
お金の情報を取捨選択していくには、自分で判断する力をつけることが大切。
未来をよくするためのお金の使い方
未来のお金を守るため、増やすために最も重要なのは、未来をよくするためにお金を使うこと。
お金を使わないのは、未来を縮小させること。自分で自分の首をしめるようなもの。
お金を「使う」スキルとは、
どんな未来がほしいのかを想像して、そこにつながる商品やサービスを応援すること。
未来をよくするため、次の時代を豊かにするためにお金を使うスキルが求められる。
一人ひとりが「未来をよくするためにお金を使う」視点を持てば、経済の流れは必ず変わる。
めぐりめぐり成長して私たちのもとへ返ってくる。
(個人の資産の1%を使うだけで、国並みに未来を豊かにできる:現預金が1000兆円。この1%でも投資に回ると10兆円)
自分に投資する
未来をよくするために重要なのが、自分自身に投資していくこと。
投資の本質は、金融商品で利益をあげることだけではない。
未来をよくするためにお金を投下すること。
より力のある人材になることで、もっと世の中の役に立てる。
働ける場所も増える。自己投資は、自分のためだけではなく、企業や社会を成長させることに
つながる。そして、豊かな未来へと発展するタネになる。
視野を広げるための経験に使うお金は惜しまない。
*補足:上りのエスカレーターに乗る
「個をエンパワーメントしていること」
「テクノロジー・データを活用していること」
(その会社は、10年先も成長しているか)
まとめ
企業も個人も変わらない体質が、未来を蝕む
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