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老いない科学の最前線。「AGELESS」(エイジレス) アンドリュー・スティール
1世紀で、人の寿命は25年伸びる!
老いは生物の必然ではない。
ガラパゴスゾウガメは、
170年も生きる。
ガラパゴスゾウガメの生きるスピードは遅く、
「無視できる老化」=「生物学的不老」の生き物。
加齢による機能の低下が著しく低い。
動作や感覚も衰えない。
生殖能力の減退もない。
年齢に関係なく死亡率が一定で、成体になってからの死亡率は、1〜2%。
今のところ、人の死亡率は、8年ごとに2倍になる。
老いない科学の最前線。
「老化生理学」
老化の原因が分かった今、
科学で寿命を伸ばすことができるところまで来ている。
もはや、老化は避けられない普遍のプロセスではない。
というのは、さまざまな研究データが証明している。
著者のメッセージは、
老化の理解の重要性。
「老化全体を治療すべきだ」という認識に必要な科学的、文化的な
移行を始めることだ。
老化を治療すれば永遠に生きられるわけではないが、
苦痛はかなり減り、副次的に寿命が延びる。
■なぜ、老化について理解を深める必要なあるのか?
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