Day272:「テック・ストレスから身を守る方法」
タイトル:テック・ストレスから身を守る方法
著者:エリック・ペパー/ 出版社:青春出版社
《問題提起》
20数年で生まれた新しいワークスタイルは、それまでの進化の過程から切り離されている。
健康問題や身体的な重い外傷のほとんどが「デスクワーク」
スマホの頻繁な更新は、警戒心を誘発する可能性がある(過覚醒状態スイッチON)
コルチゾールの過剰生産は、脳を破壊し、免疫反応を抑制する。
→燃え尽き症候群へ
・言語の仕様の単純化
時間が経つにつれ、私達は表現力の乏しい、深みのない思考をするようになる 神経回路は使わなければ退化する。
コミュニケーションスタイルを軽視することで、認知機能の低下を招き、最終的に脳の構造に影響を及ぼしていく。
より多くの家族が週末にはたらくことで、家庭でともに食事をとり、一緒に過ごす時間がなくなり、長時間労働は家庭生活に支障をもたらすようになっている。(人生のパートナーと過ごす時間より、携帯電話やパソコンと過ごす時間のほうが長い)
成人の1人に1人は、医師の診察を必要とするほどの筋骨格系の問題を抱え、オフィスワーカーの3人に1人が腰痛を経験。
コンピュータで仕事をする北米人の30%以上が年に一度は、反復性緊張外傷を発症(日本、中東でも同じ割合)
主治医にかかる4大理由 (疲労 、緊張型頭痛 、腰痛 、RSI)
*RSI :反復性緊張外傷
米国治療費毎年500億ドル(500億ドル問題)
職場の機器を取り替えるだけでは十分ではない。
心もからだもリラックスさせることで治癒と再生がうながされる。
どうしたら?
《座ることは健康の落とし穴》
※不動化ストレス症候群
大規模な飢饉のようなとき、カロリー消費を防ぐためにすわることは、祖先が生き残るために欠かせない習慣だった。
現在は、食料や住居はみたされているので、動きまわる必要がない。 加えて長時間座る生活が習慣化したことで、カロリーを殆ど消費できず、肥満になるひとが増えている。
デスクワーカーは、1日9時間以上座り続けている
運動している人は、加齢による病気や外傷の発生が15年遅れる
(2型糖尿病、心臓の健康、免疫機能障害)
動かずにじっとしたしせいで仕事をすると、疲労、筋緊張、脊椎への圧力が高まり、血流が悪くなる。筋肉の弛緩による修復能力が低下し、ほかの重要なシステムが機能不全に陥る。
仕事で4時間座りっぱなしの人は、脳への血流が大幅に減少する。
※座りっぱなしは喫煙と同じリスク。
《私たちができること》
早歩き
ジョギング ジム
HIIT
ウエイトトレーニング
ヨガ
シャワーを浴びる
体を動かす
瞑想する
催眠
イメージ
(動きのあるワークスタイルを作る)
1、活動と休憩の時間を交互に
2、仕事と家庭で作業内容を切り替える
3、毎日運動する
4、エネルギーの再生・回復を習慣化する
(デジタル技術に自分操作されているとおもったら)
休息時間は、デバイスの通知をオフ
スマホの使用時間をトラック
使用時間を決める
メディア使用について一貫した時間制限を設定する
インターネットから完全に切り離された時間帯を、1日または1週間のなかで設定する
生産性を最大化する
自分の思考内容を整理、統合する時間をつくる マルチタスクを最小限に抑える
※姿勢・緊張・痛み
タブレット端末やノートパソコンを使うと、画面をみるため、前かがみになり椎骨への加重が大きくなる。 首を曲げるほど、重力に抗して頭を支えるため筋肉が長く伸び、より負担がかかるためストレスが大きくなる。
(心のエネルギーを高める)
ベースラインをみつける
↓
エネルギーを高めることを1つ増やす
↓
エネルギーを消耗することを1つ減らす
↓
自分の体験を評価する
↓
進歩状況の記録を続ける
(その他)
毎月1回、あらかじめ計画した年休をいれる
書き留めて整理する
サポートを得る
自分の身長、体重、体型に合わせてできるだけ環境を整える
感謝の心を育てる
ピボッティング(発想の転換)
リフレーミング
楽観、俯瞰
心の棚卸し
素直に認める
《響いたメッセージ》
・回復には、自分自身がもっとも優先される存在となる視点が欠かせない。
・他者に与えることで、わたしたちは自然治癒力を引き起こすことができる。
《アクション》
脅威の場合、コルチゾール
挑戦の場合、オキシトシン
→挑戦を増やしていく!
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