Day232:「スタンフォード式人生デザイン講座」
【本について】
タイトル:スタンフォード式人生デザイン講座
著者:ビル・バーネット&デイヴエヴァンス
出版社:早川書房
【WHY(なぜ、ライフデザインが必要なのか)】
・正解追い求めるあまり、行き詰まっている(確信がもてない、失敗したくない、今回こそは成功させなきゃ、もっといいアイデアさえ見つかれば、何もかもうまくいくのに・・)
・過去に類を見ない新たな時期を迎えている。世界の市場との競争がますます激化、競争力の向上が求められている
・職場環境も劇的に代わりつつあり、日本の新世代の男女は、仕事に安定以上のものを求めるようになっている→ワーク・ライフ・バランスの重要性
・日本の労働文化は調和感にかけている
・仕事にやりがいがもてない、未来への希望が感じられない、やる気が湧かない人が多い
・だれもが有意義な人生や楽しい仕事を求めるようになっている
・多くの人は人生で何がうまくいっていて、何がうまくいっていないのかきちんと理解していない(多くの人は、足し算や引き算の問題に挑むかのように、人生に何かを咥えたり、人生から何かを取り除いたりしようとする)・・私たちは何が足りないかで問題を定義するが、いつもそうとは限らない
・行き詰まり思考(固定観念)
・・例)成功すれば幸せになれる→本当の幸せは自分にあった人生をデザインして得られるもの
・・例)「今までしてきたことをやめるわけにはいかない」
・・例)家のローンはほぼ完済、子供たちも全員社会人になった。退職金の積み立てにも余念がない。彼のキャリアと人生は堅実そのもの。目を覚まし、仕事に出かけ、お金を稼ぎ、帰宅し、眠りにつく。翌朝また起き、同じことをする。ひたすらその繰り返し。「私はなぜ、こんなことをしているんだ?」
・人生を探すことに費やした時間を足し合わせると、本当の意味で人生を生きた時間を大きく上回ってしまう人が少なくない
【重要な問い】
【WHAT(本のテーマ)】
・人生デザイン講座
・人生をデザイナー目線で作っていくための思考法・実践法
・世界100大学が採用
・バランスの良い人生を送るにはどうすれば?
【WHAT(ライフデザインスキルを身につけるメリット)】
・無力感や憂鬱を振り払う手段になる
・人生にイノベーションをもたらす
・「進路選択に関する自己効力感」を高め、「非機能的な信念」を減少させ、キャリアや人生について新たなアイデアを思いつく能力を高める
・人生のキャリアをコントロールできているという実感が得られる
・一流のテクノロジー、製品、空間を生み出したのと全く同じ考え方で、あなたのキャリアや人生をデザインできる
・・・常に何かを生み出し、進化し続け、サプライズが待ち受ける人生を創造できる
・・・費やした努力以上の結果が返ってくる人生が手に入る
・・・平凡な繰り返しの毎日から抜け出せる
・ライフデザインに本気で取り組むと、私たちが欲しいものが人生に現れ始める
・ずっと思い描いていた仕事のオファーが舞い込む
・幸運に出会うのが上手になる
【WHAT(デザイナーの考え方:デザイン思考)】
・デザイナーは前進する道を考えるのではなく築く
・・現実の世界や現実のあなたと無関係な楽しい妄想をたくさん思い浮かべて満足するのではなく、実際にモノ(プロトタイプ)を作り、自分自身で試し、そのプロセスを楽しむ
・・問題解決と同じくらい問題発見を重視する
■ライフデザインマインドセット(5つのツール)
「好奇心、行動主義、視点の転換、認識、コラボレーション」
1、好奇心:いろんなところにめざとくチャンスを見つけられる
2、行動主義:本気で前進の道を築ける
3、視点の転換:行き詰まりから抜け出す方法の1つ、適切な問題に取り組むための手段、新しい解決策の可能性をきり開ける
4、認識:人生はプロセスだと理解する、プロセスの大事な点は、最初に思いついたアイデアや次善の解決策を断ち切る勇気を持つこと
5、コラボレーション(助けを借りる)★一番重要
・・私たちは一人ではできない、ひとり霧で見事なライフデザインを思いつくことはできない、デザインは共同作業のプロセス
【WHAT(理想の人生を歩むために必要な3つのこと)】
この3つの一貫性が大事!
一貫性を犠牲にすることなく、自分自身の価値観に沿って生きる、人生の取引を自分でできるようになる。
自分が順調に進んでいるのか、少し道を逸れかけているのか、慎重な妥協が必要なのか、大掛かりな方向転換が必要なのかがわかる。
1、人間性
2、考え方
3、行動
【WHAT(ワーク・ライブ・バランス4つの分野)】
1、健康
2、仕事
3、愛
4、遊び
【WHAT(ブレない自分になるための2つのコンパス)】
■人生観
■仕事観
【HOW】
■視点の転換(リフレーミング)
デザイナーのもっとも大事なマインドセットの一つ
イノベーションの多くが、「視点の転換」から始まる。
■自分が何をしたいのか見つける方法
人生のプロトタイプを作り、試してみて、どれが心からしっくりくるか確かめるしかない
■人生の道探し
「楽しいこと」「熱中できること」「ワクワクすること」「生き生きとさせてくれること」に従う
熱中している状況、エネルギーが満ちている状況を把握し、行動記録からわかることを考察する
■熱中とエネルギー
熱中する瞬間を知る
・自分が熱中しているタイミング
・自分がフロー状態にあるタイミング
・自分のエネルギーを高めてくれる活動
■実体験
なりたいと思っているプロフェッショナルに1日同行させてもらう。1週間無償ではたらかせてもらう。3ヶ月のインターンシップに参加する
■プロトタイプ体験のアイデアを出す
【WHAT IF(思考の転換)】スターバックス
最初は製品(新しいコーヒーブレンド、新しいタイプのコーヒーマシン)を設計しようと思っていたが、途中でコーヒー体験のほうをデザインし直すべきだと気づき、視点を切り替えた
【響いたメッセージ】
・問題にぶつかった時が前進するチャンス
・わたしたちの日々の生活を楽で、豊かで、楽しくしてくれるモノは全てなんらかの問題から生まれた。
・自宅に水道や断熱整備が施されているのは、「問題」のおかげ。配管技術は問題から生まれたものだからだ。
・ブレインストーミングを行い、試行錯誤をしながら、正解が見つかるまで、「前進の道を築いて」いく必要がある。
・疑問の見方を変えると答えが見えてくる
・デザイン思考は、常々「問題を出発点にするな!人間を、共感を出発点にしよう」という。
・人生を完璧に計画することなんて不可能。人生に唯一の正解なんてない。だからこそ人生は面白い。
・人生のデザインは一通りではないし、その1つひとつに、人生に生きがいを与えるような希望が詰まっている。人生はモノではなく、体験だ。その体験を自分でデザインして楽しむこと。それこそが生きる楽しみといえる
・人生は成長と変化だ。人生は止まっているわけではない。行き先があるわけでもない。一つの疑問に答えれば全て終わり。
・デザイナーは世の中にまだ存在しないものを創造し、つくる。すると世界が変わる。私たちの人生でも同じことができる。未だ存在しないキャリアや人生を想像し、未来の私をつくる。すると、私の人生が変わる。
・デザイナーのように考え、どんどん疑問を掲げ、未だ存在しないものをデザインしていくことが人生なのだと理解すれば、私たちの人生は今まで想像もできなかったほどキラキラと火花を散らしはじめる
・どういう人生をデザインするかは私たち次第
・デザイナーは変化を受け入れる。特定の結果に執着しない。常に最終結果ではなく、「次」を見ているからだ。
・混乱から新しいアイデアが生まれる
・デザイナーが失敗していなければ、商品はこの世に存在していない
・世界に手を伸ばせば、世界は手を差し出してくれる。そうすれば全てが変わる
・理想の人生は、大切な教訓を与えてくれる失敗、あなたを強くし自己理解を深めてくれる苦難、達成感と満足に満ちている。失敗と苦難はどんな人生にもつきものだ。
・厄介な問題を抱えている。スタートラインとしてこれ以上のものはない
・対処不可能な問題は問題と呼ばない
・優秀なデザイナーは受け入れることからスタートする
・旅の目的はシンプル。「人生をデザインすること」
・手の届きそうなものを手当たり次第につかんでも、長い目で見れば満足できる見込みはない。
・「正解」よりも「大胆なアイデア」を
【アクション】
・正解を見つけるために時間(命)と労力を費やすことをやめる
・デザイナーのように考え人生をデザインする
・プーケット+満月!ライフデザインするのに相応しい環境!冒険プランを立てる
@タイ・プーケット SAii Langa Hotelより
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