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WE ARE LONELY,BUT NOT ALONE 現代の孤独と持続可能な経済圏としてのコミュニティ

【今日の読書】

WE ARE LONELY,BUT NOT ALONE
現代の孤独と持続可能な経済圏としてのコミュニティ
佐渡島 庸平 著 幻冬舎×NewsPicks  2018年

”コルクラボ”というオンラインサロン を主宰されている佐渡島庸平さんの本。


単に「コミュニティのHOW TO本」ではなく、コミュニティの存在意義を明確に示してくれています。

なぜ、コミュニティが必要なのか?
必要性が問われる背景には、幸せの価値基準の変化(物質主義の崩壊)、情報洪水、縦社会、終身雇用崩壊などがあります。

インターネットが普及して、情報が増えた一方で、一部の人は、生きづらさを感じています。特に、マジョリティ。今までの慣習が壁になって、ネット社会に馴染めない…

ネット社会は、「個」が尊重される時代。「個」に力を与える時代。弱いものでも力を得られる、ある意味“フラット”な時代。本書では”なめらか”と言っていますが、マジョリティにとっては、生きにくくなっていると言います。

学校や会社では、ルールや守られた環境があった一方、ネット社会は、ルールも壁もない。自由になれる環境は開放されている一方で、不自由さの原因になっています。

「不幸せ」「孤独」は増える一方です。

著者は、新しい社会に適応し、存在続けていくために欠かせないこととして、“自分を正しく理解した上で、発信していくこと”言います。

・自分は何者で、何をしたいのか?
・自分がどんな人か理解して、発信すること
・ネットで自分の看板を少しずつ作ることがキャリアの安全を保証する
・自分の物語は何か

そして、ユーニークは個が集まる場所、コミュニティを維持させるためには、「熱狂させないこと」かつ「安心安全であること」がとても大事だと言います。

大ヒットを避ける!


少なくても、深い繋がりを作り、維持していく。そうすることで、コミュニティは自走するようになるそうです。

コミュニティに参加させる際は、”入り口のハードルは高く、出口のハードルは低く”する。結果、深い繋がりで結ばれ、安心安全な場になる。

コミュニティは、「不完全」が愛される。(納品よりアップデート=みんなで作っていく)

いい意味で、コミュニティに依存できるために、自分の中にある古い慣習・迷信は脱ぎ捨てて、自分の価値観を明確にし、変化に対して柔軟に対応していく力が、生きていくために必要不可欠になりそうです。

シンプルな時代に溶け込もう!


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