Day256:『NO LIMITS』ー「できる人」は限界をつくらない
【本について】
タイトル:NO LIMITS 「できる人」は限界をつくらない
著者:ジョン・C・マクスウェル 出版社:三笠書房
【WHY】
私たちには、可能性があるのに、勝手に限界を決めて成長を止めてしまっている。成長するための道があるのに、その道を探そうとしない。
成長は手に届くところにあるのに、手を伸ばそうとしない。
私たちは、頭に「限界」を設けてしまっている。
【WHAT】
成功の方程式
「高い意識」を持って成長していけば、「能力」を伸ばし、「正しい選択」をし、持てる力を最大限に発揮できる。
【HOW】
限界意識(「小さな枠」に収まろうとする根性)を拭い去る
■自分の制限「リミッター」を外す3つの心構え
1、自分の「無限の可能性」に心を開く
「自分には無限の可能性がある」と信じること
2、「常に自分を高めていく」と決める
自分を高めていく覚悟を持つと、自身の「進むべき道」が明確になり、潜在能力を見極められるようになる。人を理解する包容力も身につき、影響力を持つ人との繋がりも生まれる。
ー「新しい視点」で世界を眺める
ー「怠け心」を自覚する
言い訳、根拠なく成功を夢見る、人の話に耳を貸さない、否定的感情を引きずる、気が散るくせ、反省の欠如、犠牲を払わずに経験だけを手に入れようとする
ー「得意なこと」に焦点を合わせる
ー「計画的に」成長する
3、自分を縛る「幻の鎖」を断ち切る
■限界を打ち破る「7つの能力」
●活力
《エネルギーを高めるには》
ー「優先順位」を決める3つの基準
やらなければならない仕事の中には、自分でやらなくてもいいこと、誰かに任せておけばいいことがある。
そこを判別できるようになると、必要のないことにエネルギーを浪費することは減り、自分の情熱と才能に直結することにエネルギーを費やせる。
《エネルギーを守るには》
●精神力
「感情をコントロールする力」が身につくと、逆境や失敗、批判、変化、プレッシャーに「前向きに対処」することができるようになる。
●思考力:「着想」から「実行」までの頭の使い方
「成功する人たちは、成功しない人たちとは考え方が違う」
成功する人たちは、”閃いたアイデアをいかに形にしていくか”と考えている。
「考える力」をつけるためのスタートラインは、「優れた考えには価値がある」と気づくこと。
成功する人たちは、考えを書き出して「見える化」する。そして、着想を記録しておくシステムを用意する。着想したことの「真価」を見極め、「言葉にして語る」。アイデアを膨らませて、議論する。
アイデアを試し打ちして、問題点を洗い出す。「これならいける」と確信して、「実行に移す」。
●対人力
人生の成功も失敗も、その人との人間関係に大もとがある。
●創造性:「新たな打ち手」がひらめく
創造性が伸びると大きな課題に取り組む勇気が湧いてくる
●結果を出す力:「安易な道」に流されない
本人が成果をあげることを強く意識するだけで、生産性は劇的に、しかも瞬時に高まる
●影響力:「人を動かす」人になる
リーダーシップとは「影響力」
■「正しい選択」をすることこそ未来を拓く
●責任感:全てを潔く引き受ける
「偉大さの対価は責任」
全てを潔く引き受ける覚悟が大事。
「責任を取る準備」が整った時、行動力が生まれる。
●人間性
「価値観」とは人格・人間性の基礎で、「人格」「人間性」とは成功の基礎
●信頼感:人生の豊かさを信じる
「豊さを感じる力の強い人」は、自分の限界に大胆に挑戦していく
「豊かさ」を信じる漢人の高い人の特徴
●自制心:やるべきことを「やり抜く」
「すること」と「やればできること」の差が、「自制心」(努力して自分を律する力)
「やるべきこと」を継続的に、かつ責任を持ってやる抜く力
「自制心」が、人生の目的地まで続くハイウェイだとすれば、「言い訳」はハイウェイから降りる出口。
●心構え:逆境があっても「前を向く」力
「生きる態度」「心構え」はとても重要。
人生の方向性は心構えによって決まる。
●リスクを取る:「安全圏」から踏み出す
「危険を冒して遠くを目指すものだけが、自分がどこまでいけるか知ることができる」
●成長への意志
「気持ちを集中させたところにエネルギーが流れ込む」
●協同する力
能力の相乗効果が未来をつくる
【響いたメッセージ】
・「いつも同じことをしていれば、同じ結果にしかならない」
・「考え方1つで人生が決まる」
・一生の間にどれだけの能力を身につけたいか決める権利と権限はあなたにある
・「他人の成功要因の90%は目には見えない」
(トップアスリートは、私たちの知らないところで膨大な時間を、そのテクニックの修得に費やしている)
→「たまたま大成功を収める」なんて、あり得ない
・漠然と「流されて」生きるな
・成長には変化がつきもの
・「自分の発達段階を上回る成果をあげることはできない。ゴールは勝ち取るものではなく成長しながら到達するものだ」ージム・ローン
・人生でもっとも大切なことを成し遂げるには、時間と努力が必要
・大きなリスクを取る気がないなら、大きな成果をあげることもできない
・「危険を冒して遠くを目指すものだけが、自分がどこまでいけるか知ることができる」ーT・Sエリオット(詩人)
【学び】
一流は、もれなく「NO LIMITS」に当てはまる。
一流には、一流である明確な理由があった。
【アクション】
目の前にいる人に時間と労力を投資する前に
・彼らは成長したいのか
・彼らに成長するつもりはあるのか
・彼らは成長できるのか
と質問する
イエスでないなら、時間と労力を費やさない(浪費を避ける)