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リクルートで教え継がれ、業界を超えて通用する秘伝のノウハウを大公開!「数字で考えるは武器になる」

【今日の本】


『数字で考えるは武器になる』

中尾隆一郎著 かんき出版 2019年


いまビジネスマンに必要なのは”数字で考える力”
経営者やマネジメント職にこの話をすると、大きくうなずいてくれます。
彼らは、「数字で考える」習慣があるからです。経験的に「数字で考える」重要性がわかっています。


【数字で考えることができるといいことは3つ】

①リーダーシップが発揮できる 
②儲けるセンスがある人材になれる
③常にインプット(時間やお金など)をに対するアウトプット(成果)を意識するようになる(ROI)
*ROI=投資対効果
ROIを意識すると、自然と仕事の「スピード」や「生産性」がアップする
四則演算だけで!「説得力」「伝える力」「儲けるセンス」があり、「仕事のスピード」と「生産性」もあるビジネスパーソンになれる!


❶[3セレクト]

 
①仕事の成果を決めるもの

仕事の成果は、その仕事に必要な能力のうち「最も弱い能力(制約条件と言う)に相関する。要するに、制約条件が、仕事の成果を引っ張る。「数字で考える」ことが、制約条件である人がとても多い。つまり、「数字で考える」ことが強化できれば、一気に結果を出せる可能性が高い。


②ROI思考


キーワードは、「やるべき仕事の順番」。仕事はリターンと投資で考える。
重要なのは、「この仕事は重要なのか」つまり、あなた、あなたの会社として「やるべき仕事なのか」どうかの確認をする。売り上げ20万部を突破した名著「イシューからはじめよ」では100の仕事のうち、やるべき仕事は1、2個程度しかないと書いてある。人生は、重要な仕事をやり遂げるには、短すぎる。やるべき仕事を選別しなさい、とアドバイスしている。


時間は有限。無駄な仕事をしている暇はない。まず、「この仕事をやるべきかどうかを考える」と言うステップは、Speed is Powerを実現するための方法の1つ。(「仕事が速い」というのは、周囲から「仕事ができる」と思われる、とても重要だけれど簡単な方法(Speed is Power))その仕事が重要かどうか見極めるためには、段取りを「因数分解」することが重要。

■因数分解(例)
売り上げ=単価×数量
=新規売り上げ+リピート売り上げ
=新規単価×新規数量
+リピート単価×リピート数量
=新規単価×リピート営業量×受注率(CVR)
*CVR=Conversion Rate=営業した顧客のうち購入に至った割合)


③今すぐできる「数字で考える」トレーニング

自動車のナンバーをみたら、足し算・引き算してみる。これは小学生にも有効なトレーニング。車のナンバーを見つけたら、3桁か4桁の数字が書かれている。その全半分1桁か2桁と後半分の2桁の数字を足し算、引き算する。


例えば「44−26」であれば44+26=70、44ー26=18。「23−88」であれば、23+88=111、23ー88=65と言う具合に。
日々続けると計算のスピードアップすることが体感できる。継続できると習慣になる。「習慣の力」は強いので、知らず知らずのうちに数字への苦手意識が減っていくのがわかる。


❷[エピソード]

 成果を出す人は「後ろから」考える

「5%売り上げアップする方法がないか提案して欲しい」という問いを投げかけた時、過去の受講者は、次の4タイプに分かれる。

A「すぐに分析を始めるタイプ」
B「まずデータが正確なのかを考えるタイプ」
C「シナリオ(仮説)を考えるタイプ」
D「どうして良いかわからないタイプ」


データを与えられたら、まずそのデータが正確なのかを確認する習慣が大切。(実施しない人が多い)


Bタイプ→Cタイプの順番が大事。データをの確からしさを確認したら、分析のシナリオ(現時点で確からしい答え)を作成してから作業を行う。「最高の未来」を妄想して、この仮説を考え出す。

「結論」→「論点」→「仮説」→「作業」(後ろから考えるタイプ)
事前にシナリオを作っているので、計画的に作業を行える。結果、手戻りや作業のだぶりが起きにくい→生産性が高い


逆に、前からやるタイプのフロー

「作業」→「整理」→「分析」→「結論」
作業の着手は早いが、「手戻り」「追加作業」「無駄な作業」をすることになり、全体の工数が長くなりがち→生産性が低い


❸[今日からのアクション]


KPIを意識して作業する!数字トレーニングを実践する!


おまけ

第4章「見える化」で紹介されている人の動かし方のお話。「人生最後の10年」と「筋肉量」の話。この話を聞くと、人は歩き出すそう。

人生最後の10年は、3パターンに分類できる。

1つは、最後の10年も元気で、突然なくなるパターン「ピンコロ」最高の人生の終わり方。
2つめは、徐々に体力が衰えていくパターン。
3つめは、最後の10年の大半を寝たきりとして過ごす

男性でピンころが10%、徐々に衰えていくのが70%、そして寝たきりになるのが20%だそう。

この3つのパターンに影響があるのが「筋肉量」

「歩けなくなって」

「食べられなくなって」

「頭がボケていく」

と言う順番と筋肉に関係があるという。


大事なのは、

「胸の上」「背中」「おなか」「太もも」(ビック4)

歩けなくなると、太ももの筋肉が衰え、太ももの筋肉が衰えると、他の部位の筋肉も衰える。

食べるために嚥下機能に影響がある「喉の筋肉」と「二の腕」の筋肉量には強い相関関係があることがわかっており、歩けなくなり、ベットの時間が増えてきて、ご飯を食べるのを手伝ってもらうようになると、腕を使わなくなり、胸の上の筋肉と二の腕の筋肉も使わなくなり、結果として嚥下機能が低下していく。

自分で食べなくなると、食べ物への興味が減り、の上への刺激も減っていく。脳はたんぱく質でできているため、他の部位の筋肉量の低下の影響を免れない。結果、脳の機能も低下する。

男性と比較して、筋肉量の少ない女性は、ピンコロの割合が著しく低いそう。

今日から積極的に歩こう!


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