超・自習法ーどんなスキルでも最速で習得できる9つのメソッドー
【365Days読書】ー今日の読書旅ーDay115
超・自習法
スコット・H・ヤング 著 ダイヤモンド社 2020年
どんなスキルでも最速で習得できる9つのメソッド
マサチューセッツ工科大学(MIT)に通うことなく、通常4年間のコンピュータ科学のカリキュラムを1年でマスターした著者の学習法とは?
次々と専門的なスキルを身につけることのできる「ウルトラ・ラーニング(自己学習)」の秘密
”始まりはいつも今日から”ーメアリ・シェリー
この本を読み、今日、7月1日より「“学習”について学びを深めるための新しい学び」をスタートしました。
❶[3セレクト]
①なぜウルトラ・ラーニングが必要なのか
「中流」というライフスタイルが送れる時代は終わった。
常に学習することが要求される現代社会。
コンピュータ化や自動化、アウトソーシング、地域化によって、パフォーマンスの高い人々とそうでない人々との差がまずます広がる世界になっている。格差は、上層で拡大しており、下層では縮小している。
中レベルのスキルによる仕事が無くなろうとしている今、成功するためには基礎教育を受けて毎日一生懸命働くだけでは十分ではない。
そうではなく、常に学習することが要求される高スキルの仕事へと移動する必要がある。
②ウルトラ・ラーナーになる方法
【9つの原則】
原則1:メタ学習(最初に地図をかく)
原則2:集中(ナイフを研ぎすます)
原則3:直接性(一直線にすすむ)
原則4:基礎練習(弱点をつく)
原則5:回想(学ぶためにテストする)
原則6:フィードバック(パンチから逃げない)
原則7:保持(穴の開いたバケツに水を入れない)
原則8:直感(構築を始める前に深堀する)
原則9:実験(安全地帯の外に出て探求する)
ーゴッホの学習法(原則9:実験)ー
スタートが遅かったということ以上に問題だったのは、ゴッホは絵を描くのが下手だったという点だ。
彼の絵は粗雑で、子供っぽかった。ゴッホは苦労を重ねなければならなかった。才能もなく、マナーも悪かった。
ゴッホの出遅れと明らかな才能の欠如は、彼の気性の激しさによってさらに悪化した。ゴッホは、公的な教育機関に通った経験もあったが、ほとんどの学習は独学だった。
才能もなく逆にハンディキャップばかりでスタートも遅かったゴッホが、どのように個性的なスタイルを持つ、誰もが知る世界で最も偉大なアーティストの1人になったのか?
彼は学習する際のリソースや方法、スタイルを見出し、それを信じられないほどの熱意を持って追求して、その過程で数百とは言わないまでも数十の作品を生み出した。この爆発的な行動のあと、彼はまだ残っていた欠点を把握して、新しい学習リソースと方法、スタイルを使って練習を繰り返した。
③最初のウルトラ・ラーニング・最初のプロジェクト
ウルトラ・ラーニングには、計画、時間、そして努力が必要だけれど、努力の価値はある。難しいことを素早く効率的に学べるというのは、強力なスキルになる。
ステップ1:リサーチする
・・学習するトピックとその大まかな範囲を決める
・・使用する主なリソースを確認する
・・同じテーマの学習に成功した人物をベンチマークする
・・直接練習となる活動を決める
・・予備の教材と基礎練習を確認しておく
ステップ2:スケジュールを立てる
ステップ3:計画を実行する
ステップ4:結果を評価する
ステップ5:学んだ知識をどうするか?
❷[マイエピソード]
「自分の限られた時間を効率よく学習に費やし、その結果、短期間でより多くのことを身に付けるには?」という問いは、常に頭の中にあり、様々な方法を実践しています。
「ウルトラ・ラーニング」は、身につけたいことが明確である場合、かなり有効な方法だと思う。
けれど、集中時間、環境、忍耐力が必要なので、汎用性の高い学習ではないかもしれません。
とはいえ、ウルトラ・ラーニング9つの原則は、1つ1つの原則が素晴らしいので、日々の学習効率の向上が期待できそうです。
❸[今日からのアクション]
「実験」マインドセットでチャレンジを楽しむ