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【今日の読書旅✈︎】

すぐやる!
菅原洋平 著 文響社 2016年


❶[3セレクト]

①「すぐやらない」原因


「すぐやらない」原因は、「性格」や「やる気」ではなく、脳が「すぐやる」モードになっていないこと。すべての行動は、脳から何らかの指令が出せされ、それに体が反応することで作られている。脳の損傷を受けているわけではない私たちが、どうすればより自身のパフォーマンスを上げられるか?それは、脳が行動しやすい状態に整えること。

②「やることをあと回しにするタイプ」「切羽つまらないとやらないタイプ」と「すぐやる人」との違い


すぐにやれないのは、ただあなたが自分の脳に「すぐやらない」ための情報を与えること。「すぐやる」モードを自らオフにして、「すぐやらない」「すぐできない」ように仕向けているだけ。脳は、あなたが脳に感じさせたものー脳に見せたり聴かせたり触らせたりするものでつくられている。能力としてはできるのに、「すぐやらない」状態になっている時、脳には必ず余計な情報が入っている。

③「すぐやる人」の特徴


課題をすぐに解決して高い成果を上げる人に、睡眠不足の人はいない。睡眠はその人の問題解決の仕方がそのまま出る。

日頃から睡眠が不足しがちな人は、「問題が起こってから対処する」という発想を持っている。起きられなかったら目覚まし時計を増やす、眠気がある時は栄養ドリンクを飲む。起こった問題に対処していくスタンスでいると、いつまでたっても問題そのものは無くならない。

ハードな勤務でもきっちり睡眠を確保している人は、「問題が起こらないようにする」という発想を持っている。自分で意志力を使ってやるのではなく、脳が動きやすいように仕向けている。

❷[エピソード]

 
脳は、目から入った情報に、もっとも大きな影響を受けている。テーブルの上のリモコンが目に入って、自動的に手を伸ばす時、脳にはあるシステムが働く。大脳の中心部分にある「大脳基底核」という部分が担う、「モデルフリーシステム」は、例えば、ものすごく喉が乾いている時、目の前に座った人が飲み物の入ったコップをテーブルにおく。

その情報を資格から得たあなたの脳は、自動的に「コップに手を伸ばせ」という指令を出す。一度脳に見せてしまったら、もう逆らえない。「無意識のテレビタイム」を始めないためには、リモコンさえもみないことが重要。

+α


私たちは、体調が悪くなったり損をしたことには敏感に気付くが、状況がよくなると悪かった時のことを忘れてしまう。そのため、改善したことにはなかなか気づかない。「すぐやる」ためには、自分の「すぐやらなくなるサイン」に気付くことが大事。

❸[今日からのアクション]


仕事の際、作業に関係ないものは近くに置かない。TO DO付箋を書かない。
作業の前に常に「どうしたいか」を問い、作業に入る。


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