アメリカ大統領選挙の行方とタイの今後を大予想

先週からバンコクではデモが各地で行われていますね。

米中貿易摩擦の影響を受け始めた昨年から始まり、
コロナの影響の底から抜け始めた矢先のデモ。さて、今後のタイはどうなっていくのでしょうか。。

今回は11月3日(火)に迫ったアメリカ大統領選挙について大予想 & タイ経済の今後について
書いてみたいと思います。

アメリカの大統領選挙はトランプ大統領とバイデン候補の一騎討ちとなっております。
今朝、TVニュースを観ているとトランプ支持は41% バイデン支持は49% と約10%の差が開いており、
このままではバイデン有利と報道されています。しかし、結論からいうと私は【トランプ大統領の再選】だろうと予想しています。
残り2週間で一気に逆転、コロナからの復活劇というのがトランプ陣営が思い描いている構図かと。

その理由としてはローカルの調査会社の世論調査で見ていると、接戦しているフロリダ、ジョージア、南北カロライナ、
オハイオ、アイオワ、ミシガン州ではトランプさんが優勢。そして、このまま勝利すると予想。
結果的に全米でも勝利まで持っていくことになるのではないかと予想されています。

そうなると、タイはどうなるのか。タイにおいてはトランプさんが再選することで、貿易戦争+コロナ+デモの三重苦により
厳しい状況が来年以降も続くと想定しています。
(*デモを苦と捉えるかどうかは別論点ですが、インフラ・政治機能が一時的に止まるという意味で苦と表現しています)

タイにとって一番影響の大きい国は中国。つまり、[アメリカと中国の関係性如何によって、右にも左にも振れるタイ]という構造力学。
結論としては、私はトランプ大統領が再選すると思っていますが、トランプ、バイデンのどちらが大統領になっても対中政策に関しては
厳しい状況が続くことが見込まれます。しかし、中国としては「トランプさんより、バイデンさんの方がまだマシ」というのが本音のところ。
中国の9月中旬の中国機関紙[環球時報]にも「バイデン氏の方がより円滑に対処できる」という見出しの記事が記載されています。
(そういう意味ではタイにとっても、バイデンさんが大統領になった方がメリットはあるかも。。)

しかし、いずれにせよ中国の寄りのタイ政府としては対中施策による景気の上昇はあまり見込めないでしょう。

では、我々各企業単位ではどうすればいいのか。タイの内需を取りにいくのではなく、タイからアメリカなどの外需を取りに行く。
もしくは、アメリカ(欧米系)企業との取引数を増やす。という打ち手が必要かと思います。コロナの影響を受けるアメリカ経済でも
まずは国内の景気回復を第一に着手する必要があるので、そこに便乗!という感じかなと。(言うは易く行うは難しではありますが)

海の向こう側の話と思って、TVで観ていますが実は私たちの景気にも大きな影響を与えることになるかもしれません。。

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