夏の恋人、沖縄
「沖縄に住んでみたい」
観光客として観光地を巡るのではなく、そこに住む人の生活を体験したい。
夢みたいな話だ。
実際に叶えようとすると、仕事や家族などを考えて足踏みしてしまう。
暮らす場所を変えることは簡単ではない。
ちょうど私たちは住む場所を日本から海外へ変えようとしているタイミングで、2人とも仕事から離れていた。
ということでこの望みを叶えるべく、夫と沖縄に10日間滞在しました。
夢がひとつ叶いました。
感じたこと1:住まいを巣にできると強い
割と弾丸タイトなスケジュールで旅行を組んだ。
約3年住んだ家から実家へ引越し、その後1週間と経たずに沖縄へ出発。
実家での生活リズムに慣れつつあった矢先にまた住む場所が変わり、リズムの作り直し。引越しでヘトヘトだった私たちには変化・適応の連続が少々しんどかった。
それでも、ありがたいことに沖縄での滞在先にはすぐに馴染んだ。
自分たちの家と雰囲気が非常に似ておりずっと住んでいたような自宅感があったのと、必要な家具家電が揃っていたので以前の生活リズムを適応させやすかったからだ。
新しい場所に住むとき、「ここが自分の巣だ」と思えるようになる条件としてはこんなところだろうか。イギリスに行くにあたって心に留めておこう。
生活に必要なルーティン(食事の準備、風呂・洗濯・掃除、買い物、持ち物をしまう場所、ゴミ捨て……などなど)を頭を使わずに回せること。=リズムを作る
人の目を気にせず思いっきりくつろげる完全オフ状態になれること。
私は、色んな場所に住んでみたいという気持ちを持っている。
今回のことで、住む場所が頻繁に変わると何がどう大変なのか体感できた良い経験になった。
個人的な感覚では、住環境や仕事の変化も含め、5年〜8年くらいで環境が変わるのが心地良いかな〜。
感じたこと2:観光と生活はやっぱ違うんだなあ
滞在中、10日間毎日出かけていたわけではなく、前半は勉強したり家で過ごす時間中心、後半は観光中心とした。
正直、勉強する時間が予定されていてよかったと思う。
観光だけをして過ごすには、10日間は長かった。
毎日のように外食をしても飽きてしまう。
毎日のように観光地へ出かけても疲れてしまう。
本当に沖縄でずっと暮らすなら、仕事をして、合間で買い物に行って、家で料理を作って食べて、週末にはちょっとにぎやかな場所に遊びに行って、という毎日になるだろう。
毎日を安定して送ることができるリソースが周りにあることと、ルーティン化した単調な毎日に彩りを与えてくれるもの(飲食店や出かける場所など)。これまで住んできた場所はいずれもその両方を兼ね備えていたと気がついた。
旅行で来たときと暮らしたときでは、沖縄を見る目線が異なる。
旅行中は1日1日が特別だ。観光スポットや沖縄らしい飲食店に目が行く。数日間しかいられないのだから。
でも住んでいるときの沖縄は、暮らしやすさに目が行く。明日も明後日もここに居るのだから。
うーん、この感覚を上手く文字にできている気がしないけれど……。
訪ねる場所として魅力的な場所と、住む場所としてフィットする場所には相違があるということかな。恋人と結婚相手は違う、みたいなものだろうか。
またね沖縄
そいういう意味では沖縄は恋人だった。
ここでは日常よりも、非日常を過ごさせてもらう特別な場所であってほしいんだな〜ということが分かった。だから観光客としてまたここに帰ってきたいと思う。今回色んな所をゆっくり回って満喫できたからこそ、そう思えるのかもしれない。
沖縄での日常体験とたくさんの思い出ができた貴重な時間になりました。
またね!
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