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『ナゾときっぷ2024 永遠の絆と約束の夕日』 クリアしました

 過去のキットのパーツは……全部取っておかないとだぞ……。

 阪神・阪急線を縦横無尽に駆け巡る「ナゾときっぷ」シリーズ、今年はさらに北大阪急行を加え、それら3本をクリアすると挑戦できる完結編まであるという、何ともはやすごいボリュームです。
 関東勢は大変な遠征になってしまう訳ですが、がんばって3本クリアいたしました。

 という訳で、完結編です!


謎部分のバランスはよかった

 去年のナゾときっぷの完結編は、かなりややこしい問題になっていて、正直途中で気力が尽きてしまったのですが、今年は最後まで楽しい気分で解くことができました。
 途中で2チームに分かれてそれぞれの謎を解きつつ、相手の謎のヒントになる情報を収集して、制限のある状態でそのヒントを伝えるという趣向は、今年もちゃんと健在です。去年と違ってタイムラグがあると混乱したりするようなイジワルな問題ではないので、落ち着いて解けました。
 まあ、方向音痴の私が、色々と迷子になってかなりタイムロスをしたけど、ね……。いやでも言い訳いたしますと、場所を示す表現に、納得いかない指定ミスというかズレがあったんですよ!(笑)
 謎のバリエーションも豊富で、解いてて飽きなかったし、今回謎解きとしてはとてもバランスがよかったです。

 謎の最後に訪問するところは、超弩級メジャーな観光地なんですが、われわれ天気に恵まれたこともあり、とても爽快な気分で最後の地を眺めることができました。

しかし思わぬ罠がある

 ただ……思わぬ落とし穴がありまして、完結編では阪急・阪神・北大阪編で使ったキットのパーツが一部流用されるのですよ。中でも一日乗車券を全部使うというのが罠でして(笑)。
 特に阪神・阪急編はかなり前にクリアしていたこともあり、私は一日乗車券は廃棄してしまっておりました……。つれあいの軽鴨の君はしっかり保存していたので、助けられました。持つべきものは、まめなパートナーである。
 各キットに「これは完結編で使います」というシートが封入されていたので、てっきりそれだけでいいかと勘違いしていたのですが、早合点はいけませんな。

 ちなみに、キットのパーツはともかく、一日乗車券はさすがにすでに捨てている人が多かろうという判断か、一日乗車券のデザインだけはコンビニプリントでコピーすることができます(笑)。結構切り抜くの大変だけど。

 あ、あと途中で「おまけ謎」がもらえる喫茶店にクーポンで入れるのですが、そこのおまけ謎は、喫茶店の中でないと解けません! 「後で解こう〜」などと思っているとがっかりするので、これも罠である。気をつけよう(笑)。謎自体は面白かったです。結構難しかったけど。

ストーリーは深くツッコんではいけない

 謎部分はそんなこんなで非常にバランスがいいのですが、ストーリーの方は……うん、最初のスタートから、驚愕の急展開というか、リアリティは神戸の海に捨ててきたというか、なんかとんでもない始まり方をします(笑)。
 まあ現実では有り得ない要素が入っているストーリーなので、成立させるためにはファンタジックなアレコレにする以外ないんですが、その中でも相当な力技を叩き込んできたなという印象です。ちょっと呆然としました(笑)。
 もっとも、全体的にリアリティを重視していないストーリー展開ではあったので、一周回って納得してしまったところはあります。
 ナゾときっぷシリーズは、毎回何かしら現実ではありえない要素がストーリーに入ってくる(タイムトラベルとか、大金持ちが財力でとんでもない大仕掛けをするとか)ので、今回もその流れだといえるかも知れません。

 そういうファンタジー要素は置いておき、別の物語の軸は、タイトルにもなっている「永遠の絆」という言葉の真の意味です。
 こちらも正直、都合のよいお話的展開ですが、物語の案内役になるネコの秘密やら、エンディングテーマの歌詞やらと相まって、物語の全貌を理解する快感と、高校生の青春と「もうかえってこない大切な何か」を追体験できます。

 あ、ラストの大オチは、うん、なんというか、悟君がんばれ(笑)。キミはいいヤツだよ。

 そんなこんなで、かなりバランスがよく頭と足を使ってほどよい疲労と爽快感を味わえる作品だったと思います! 大ボリュームでしたが頑張ってよかった。
 来年も楽しみにしております。また北大阪急行も参加してくれると嬉しいな!

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