夢を見た。
今朝、小学校・中学校の一学年上の先輩が、大人になった姿で夢に出てきた。
その先輩の姿を見たのは高校時代が最後だから、きっと今の姿ではないのだけど(夢の中では若かった)、目が合った瞬間に、Mだ(呼び捨てだし(笑)、と思ったところで目が覚めた。
Mとは仲が良かったわけでも、近所なわけでもなく、ましてや彼に憧れがあった訳でもなかった。
Mは自分とは違って優等生で、生徒会長とかやってしまう目立つ存在だったけれど、怒りっぽいのか、よく切れてるイメージなのか、近寄りがたかったのか、みんなの人気者~! というより、自分が感じるには、ちょっと近寄りがたいような、怖い存在だった気がする。
そんな彼が6年生で、自分が小学5年生の夏の日。なぜそうなったかは全く記憶がないのだけど、同じ学区の中学校の裏に、怪しげで不思議な場所があり、そこへ探検しに行くことになった。
あー、書いててちょっと思い出した。
防空壕があるから見に行こう、とかだった気がする。にしても、それ以前になぜそうなった? だけなんだけれどもー。笑
5人くらいのメンバーで、まずは中学校に忍び込み、第2運動場のテニスコートの向こう側にある金網の下をくぐり抜けて、ちょっと薄暗い林のような場所にこっそりと潜入した。
Mはさすが生徒会長、リーダーシップをとっていて、みんなワクワクドキドキしながら彼の後をついていっていた。
今でもその場所の景色を思い出せるけれど、小さな階段や、祠や、お地蔵さんやらがあって、見つかったらどうしよう、とドキドキしながらも不思議なその空間を静かに楽しんだが、持ち主に見つかっちゃったのか、見つかりそうになって逃げたのか、そこからどのタイミングで帰ったかも、その時のそのあとの会話もまったく覚えてない。
その後Mとは、中学で同じバスケットボール部だったくらいで話した記憶もないから、彼と近づいた一番のピークがその探検だった気がする。(部活の練習でなんかあった気もするが覚えてないー)
にしても、そんなMが今なぜここで夢に出てきたのだろうか? たぶん夢に出てきたのだって初めてだ。
夢は予知能力とかではなく、潜在意識が見せるもの、ってどこかで見た気がするけど、自分の潜在意識にMがいたのだとしたら、ますます不思議ーっ、ってくらいに彼は意識外で遠い人だった。
確かに探検自体は自分の経験したことだから、潜在意識の奥のほーぅの記憶の箱に入っていたのだろうけど、Mというより、そんなちっちゃなちっちゃな思い出の箱を今日はなにかのタイミングで開けたんだね。
潜在意識の中には、他にも小さな記憶の箱がたっくさんあって、何かのタイミングで、ポンって開くのかな。
Mは今どこでなにをしているんだろうか? ちょっと怖い存在だったけど、妹思いでいい奴だった気がするから、幸せにくらしているといいな。
夢のおかげで、不思議な場所を探検したっていう、懐かしく、ちびまる子ちゃんのような楽しい記憶の箱を開けられてよかったよ。