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キャバ嬢育成ゲーム?(第41話)

SNSで大反響だった実話
小5と余命宣告」続編(第41話)です。

父ひとり、子ひとりの家庭で育った娘が
小5の時に、その父の余命宣告を受け
その後の覚悟と成長を描いた実話。

脚色は一切なし。
むしろ、各方面に配慮し
わざわざ抑えて書いているくらいです(笑)

ということで、
これは長~く続く連載ものです。


思い込みという鎧を背負い、

重くなっているアナタに

非常識で自由な世界をお届けしています。


最終話まで読んでもらえたら

世界は、

自分が思っているより

ずっと優しくて

人生は、

覚悟を決めて動くだけで

思いどおりになる


ということに気づけるかもしれません。

初めての方は、1話からどうぞ。





友だちが誘ってくれたおかげで

キャバクラで勤めることができ

安定した収入源を確保!


女の子の入れ替わりも早いけど

コンパニオンほどではなかった。


お酒飲んで、

客としゃべってりゃぁいいんでしょ?


って思っている子は、長く続かない。


そりゃ、そうだ。

だって、ここ指名制だもん。

指名取れない子は、大した給料もらえないからね。


どうしたら、指名が入るのか?

どうしたら、客が来たくなるのか?

どうしたら、通いたくなるのか?


これを考えて考えて考えて

行動に移さないと、固定客は増えない。


面白いものでね、キャバクラに来るお客さんって

「色恋が目的」って人ばかりじゃないみたい。


「新人の女の子」を「そこそこに育てたい」

なぁんて言うオジサマたちも結構いたりする。


「オレがあの娘を絶対ナンバー1にするんだ!」

といった熱い推し活とは程遠い、育成ゲーム感覚?なような。


ありがたいことに、

私はそーゆーオジサンたちに恵まれて

指名をくれる。だけじゃなくて

指名を取るには!のヒントになるようなことを

たくさん教えてもらった。


まず最初に教えてもらったのは

よく観察すること!


その店の「ナンバー1」の子と

「ナンバー2」の子を、よーく観察した。


「ナンバー2」の子は

顔もかわいくて、スタイルも良い。

だけど、感情が顔や態度に出やすくて

しかもよく休む。

そして「ナンバー2」となるのは、

毎月というわけでなく、成績も不安定。


「ナンバー1」の子は

言っちゃ悪いけど、顔はあんまり。。。

で、ガリガリちゃん。

だけど、すっごい気配り&甘え上手。

細身な身体が、逆に儚げな印象を出していた。

そして、休まない。

毎月安定した「ナンバー1」だった。


この2人の差は、わかりやすかった。

そこに気づいてからは

「ナンバー1」の子だけを観察していた。


自分が気付いたことを

その指導?してくれるお客さんたちが

来るたびに、報告していった。


もちろん、そうやって、

観察したのは、女の子だけじゃない。


目の前の、このお客さんが

何を望んで来ているのか。


当時は、今ほどのセンサーがないから

そんなのわかんない。


だから、直接聞いた(笑)

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