卒業の危機(第42話)
SNSで大反響だった実話
「小5と余命宣告」続編(第42話)です。
父ひとり、子ひとりの家庭で育った娘が
小5の時に、その父の余命宣告を受け
その後の覚悟と成長を描いた実話。
脚色は一切なし。
むしろ、各方面に配慮し
わざわざ抑えて書いているくらいです(笑)
ということで、
これは長~く続く連載ものです。
思い込みという鎧を背負い、
重くなっているアナタに
非常識で自由な世界をお届けしています。
最終話まで読んでもらえたら
世界は、
自分が思っているより
ずっと優しくて
人生は、
覚悟を決めて動くだけで
思いどおりになる
ということに気づけるかもしれません。
初めての方は、1話からどうぞ。
出席日数が足りなくて
高校を留年する
普通の高校に行っている人は
あまり聞かない言葉?
普通じゃない高校の人は
よく聞いた言葉だった。
私がこの定時制高校に入学した当初
すでに4回も留年を繰り返していた先輩がいた。
そんなにあがいて、見苦しい。
さっさと辞めればいいのに...
入学したての頃、友だちとバカにしていた
あの男の気持ちが今になってよ~くわかる
きっとヤツも起きれなかったんだろうなぁ・・・
(勝手に同類にしてしまいましたが
実際の事情は、知りませんw)
留年秒読みというこの危機的状況になっても
仕事は辞めないし、絶対に休まない。
朝、起きれないなら、寝なきゃいいんだ!!
と、ムチャクチャなこともやってみたけど、
うん、続かなかった。。。(笑)
もう気合いしかないっ!!
と、ビシッと入れた気合いもは
朝には、睡魔と遊んでる。。。
それでも、なんとか無理やり起き上がって
そのまま制服着て、原付乗って学校に向かった。
(よく事故らなかったなぁ)
1人だけ重力が違うんじゃないか!?
てなくらい生きてるんだか、死んでるんだか
シラフなのか、酔ってるのか
華の女子高生✨のはずなのに、爽やかさは皆無。
教室に入って、友だちに挨拶する。
「おはよう」
そして、そのまま
「おやすみー」
MYタオル を枕にして、数分で入眠。
帰る時も、
「おはよう」
「じゃねー」
寝ててもいいから、学校に来い!
の先生からのアドバイスを
忠実に守る日々(笑)
そんないつもボケーっとしている異質な私に
あまり交流のないクラスメイトの女の子が、
ある日突然、私に声を掛けてきた。
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