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着物髪の極意

当講座の特徴
「本当にできる!」を実現させる 
着物髪の極意3ヶ月コース ¥132,000

このnoteには、銀座の街で得た髪結いの知識と、髪専門で生業をしてきた27年分(2023年現在)の経験すべてを詰め込んでいます。
また、後半部分では髪が自分でできる人、できない人を言語化にし、“本当に自分でできる!を実現させる極意”を解説しています。

髪結いのやり方を知っただけで”継続的に自分で髪結いができる日々”を手に入れるようになるわけではありません。
「動画を見る」→「実践する」→「何が不要か知る」→「改善するために訓練する」のサイクルを繰り返すことが重要です。

もし、このサイクルを繰り返しても自分の髪を結えない、またはこれを知る前と比べてできた気がしない場合、潔く自分でやることを諦めても許されます。
本書を読んでいただければ、その意味もわかっていただけると思います。
それほどの内容を凝縮してお伝えしています。

本書が貴女の髪を美しくし、お着物生活がより豊かになることを願っています。

髪をつくる「ヘアエンジニア」
髙倉里美




このnoteを書くからには、正直に告白しようと思います。

「自分で髪を整える」美容室へ通わない選択をするワケ

美容師のアシスタント時代、私が働いている美容室には12人の技術者がいて、その中で髪結いができる先生は1人でした。
他の技術者は”ヘアセット”というメニューがあり、それをしていましたが、お客様からいただいている料金は、髪結いの先生と同じ金額でした。
その頃は、私自身も髪結いは古臭い、なんて思っていた記憶がありますし、実際、結う事もできない美容師になっていました。

その後、あるきっかけで銀座にある美容室で働く事になり、着物ヘアの奥深さを知る事になりました。

あの日から15年。

美容師になり、髪結い師と言ってもらえるようになってわかった事は、「着物好きな人は、美容師に期待をしていない」と、いう事でした。
それはとても残念なことですが、今でも状況は変わっていないように思いますし、着物好きな方たちのその気持ちは、更に加速したようにも感じています。

着物好きな人の声「自分でやるしかないの」

銀座の街にきて数ヶ月がたった頃、ある事に取り組むことになりました。
それは、セルフで和髪講師として活動すること。
ある企業さんからお声がかかり、活動をはじめたのですが、ここで大きな事実と直面する事になったのです。
それは、
着物好きな方たちは「美容師がやってくれないなら、自分でやるしかない」と、思われ、練習に励んでいる。

これは、美容師として本当に辛く、悲しいことでしたが、これが現実なんだ、と捉え、活動し始めたのです。


私はもともと、できない美容師だった

これを言うと、そんなはずは・・と声をそろえて言われるのですが、昔を知っている仲間たちは、今の私をみて驚いています(笑)

なぜなら、髪結師と読んでもらえるような練習をしていないからです。

昔ながらの職人あるあるな、厳しい訓練はしてないですし、道具も最低限のものしか使っていません。

しかし、特定の方から指名をされる美容師でした。
そして今現在も、その方々の髪を定期的に担当しています。

このような結果を出すことができたのは、私に才能があったからではありません。

職人さんたちの手の動きを、そのまま真似してやっただけなんです。
髪は生き物だと教わり、それをそのままを実行した
だけです。

現場から気づきを得られたおかげで今の私があります。
現場とお客さまの髪が私の教科書となり、それをつくってくれた先人たちの知恵に感謝しました。
そして、私の中である感情が湧いてきて

「私も誰かのために髪の教科書を残したい」

私が現場で気づきを得られたように、次は私が教科書をつくり、それを通じて“髪にパワーがあることを伝えたい”と思ったのです。

お陰様で、つかまえるのが大変な美容師、と言っていただけるようになり、自分でもとても驚いています。

正直、この現象には自分自身も驚きを隠せませんでした。なぜなら、“対面せずにオンラインだけ”で髪が結えるようになる、と着物好きな方たちの間で言ってもらえるようになったからです。
対面授業の経験しかない髪のレッスンは、オンラインだけでなぜできるの?と、疑問をもたれ、同業者からも鼻で笑われていましたし、今も驚かれています。

「これがもっとカタチになったら、”もっと多くの方のお着物がより美しくなり、豊かな生活”がおくれるかもしれない」と思った私は、自分の頭の中で“髪の原理原則”を論理的に落とし込みました。

その結果、「髪の心得」と「髪結いの基礎と基本」さえ押さえておけば、オンラインだけで『美しい髪が本当に自分でできる』を実現できるという結論に辿り着きました。

その方法を10名の方にお伝えしたところ、10名中9名の方が今でも自分の手で髪結いをしています。


自分でできる人とできない人の違い

着物ヘアを自分でできる人、できない人がいます。

  1. レッスンに通っていなくても、綺麗にできている人

  2. 無料動画をみてカタチになっている人

  3. 夜会巻きコームでクイックヘアができる人

違いは

  • 髪質

  • 毛量

  • 骨格

  • 手の使い方

  • 身体の動き

この5つ全てが、適した状態で揃っている人が1~3のいづれかを再現する事が可能と言えます。

しかし、できない方のほとんどが、2つ揃っているのが稀なのです。

“本当に自分でできる!を実現させる”には、この5つを把握し、できることとできないことをわける。
やっても無駄な事に力を注ぐのではなく、必要な部分の練習法を知り、習得する。
そして、逆毛やカーラーを極力使わない技法で髪を結い、実年齢よりも若々しい健やかな髪を維持し続ける。

第一印象の80%を決める髪型は、髪が美しいというだけで人は目で追い、一目置かれる存在となり、人によっては憧れの存在となります。

着物髪をやるならば、ここを目指していただきたい、と思っています。


この講座では、髪結いのテクニックではなく、髪の「本質、骨格」について学んでいただきます。なぜなら、いくら素晴らしいテクニック/ノウハウがあったとしても、それを使える手の動き、髪の状態になっていないからです。

できない人の多くは、テクニックを知りたがり、本質を知りません。結果を出す人は、順番が逆です。

通っても髪はできるようになりません。
通わないからできるようになる。

当講座で実際に髪結いできるようになって、着物生活を豊かに過ごしている卒業された皆様をみて、そう感じざるを得ないのです。



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