手の使い方8割「人を魅了する着物姿になる着物髪」
Prologue~自分でできない人の原因は1つ~
このnoteを書いている私は、髪で人生が変わった人たちを多くみてきました。もう少し細かく言うと、世界の見え方が変わり、生き方が変わった人たちをみてきました。
私自身も自分の髪と向き合い、お客様、生徒さんたちの髪と向き合い、今では「髪をつくる人」と呼ばれるようになり、人生が大きく変化した1人でもあります。
その髪を自分で髪結いする時、たった1つの事を知ると、その先が進みやすくなります。
それは、自分のできる事を知る。
えっ、たったこれだけ?と、言われるのですが、自分でできない人は、ここを知りません。
やりたい髪型とできる髪型は別なのです。
自分でできない、という原因がここにあることを知らないままやり続けると、髪は傷み、ひどい状態になると毛量が減っていきます。
ー受講性の声ー
卒業生Sさん
卒業生Uさん
卒業生Bさん
卒業生Yさん
卒業生Sさん
短期間で学ぶ「髪の結い方の基礎」
基礎とは知識のことです。
当講座では、髪の基礎を知っていただきます。
次に、頭で理解できた事を手で動くように訓練していきます。
この一連の流れを習得するには、短期間という決まった時間でやると高確率でできるようになる、と私は感じています。
時間をかけて、じっくりと・・・。
これは私の講座ではやらないことです。
理由は1つ。
時間をかけたら習得率が下がるから、です。
美しくできた!という経験がない方でも、髪の本質をギュッと詰め込んでお手ほどき(髪結い指導)をすると、突然変化し、受講されたご本人が一番、驚かれるのです。
壱:失敗しない髪結いの考え方
是非、ご覧ください。ここがベースとなります。
01.「やりたい髪型」より、「自分の骨格に合う髪型」を知ることが大切
ここが整理されていないと、着物髪の練習をいくらやっても、何度もやっても、美しい髪型にはなりません。
残念ですが、素材の良さを活かしきれていないのです。
「気合いと根性だけはあるので!」
と、言う方がいます。
気合いと根性で髪結いはできません。
「自分の骨格に合う髪型」をやると、えっ、なんかカタチになった!髪をやるのが怖くなくなってきた!と、驚かれるでしょう。
02.「自己満足」より、「周囲の人を魅了する」が大切
「自分の骨格に合う髪型」を知ると周囲に変化を感じます。
人によっては、憧れの存在となり、人生が大きく変わりはじめている方もいらっしゃいます。
どちらを優先するか。
ここはとても重要部分ですので、ご自身の心に問いかけてみてください。
自己満足→「やりたい髪型」
周囲の人を魅了する→「自分の骨格に合う髪型」
03.「オススメの整髪剤」より、「貴女の髪と手にあう整髪剤」が大切
着物髪がうまくできる方をみると、その人が使っている整髪剤を買いたくなります。
そのお気持ち、とてもよくわかります。
私自身も和髪がもっと上達したい!と、練習していた時、憧れの技術者が使用しているお道具を揃えた事もあります。
しかし、それで上達はしませんでした。
なぜなら、使っている人が違うからです。
憧れの技術者は、その道具たちを使いこなすことができ、私はその道具たちを使いこなすことができなかった。
使っている人が違う=手が違う
手が変わると、やることを変える必要があるのです。
04.「髪」と「心」の関係性
髪が整うと心も整う。
美容師をしていて、いつも感じていました。
ご来店の時、少しうつむき加減でも、理想通りな髪に仕上がると、あふれる笑顔でいっぱいになる。
この笑顔みたさに技術を磨いています。
しかし、セルフヘアになるとここが逆転するのです。
心が整わないと、髪も整わない。
27年という現場の肌感覚ではありますが、これはほとんどの方に共通するものと感じています。
不思議ではありますが、心が整うと髪も整い始めるのです。
05.時間をかけても、着物髪ができないものはできない
「1時間かけて着物髪をやっています。」
「自分で着物髪を勉強するようになって5年たちます。」
このほとんどの方が、ご自身で結われる髪型に満足していません。
理由をお聞きすると
カタチにはなってるけど、この髪型で留袖は着れません。
格式の高いお着物を着る時は、それなりのところへお出かけします。
自分で結った髪をみて、着ているお着物に気後れされているのです。
髪の本質を知らないまま、髪結いしても”できない”という状況を毎回つくりだすだけなのです。
それを繰り返していると、着物を着る前日の脳内は
「髪の支度に1時間半かかるから、6時に起きて・・・。いや、もしかしたら、うまくできないかもしれないから、念のため30~40分早めに起きようかな。」(5時15分に目覚ましセット)
支度当日、髪の準備でくたびれ、楽しむはずのお出かけ先へじっとり汗で到着し、お化粧室でみる自分の姿は、着姿もくたびれたようにみえてしまうのです。
このような現実をつくり出し、本来の「着物を楽しむ」から遠ざかってしまうのです。
弐:周囲の印象に残る着物髪
01.髪を結う時に情報の渦に入り込まない
無料動画やSNS、着付け師さんや呉服屋さんの催しなど、いろんなカタチで結い方の情報が溢れています。
その情報の渦に入り込むと、これで良いのかわからなくなります。
ここはこうしたいから、これをこのようにすればできるかな。
このように考え込み始めたらアウトです。
自分で美しい着物髪ができるから遠ざかる道しかありません。
その時は、スタートラインへ戻ってください。
「私は、髪の本質を知らないから、こうなっても仕方がないんだ。」
このように言ってあげてください。
考え込むと、心が整わず、髪も整うことから遠ざかります。
心が整うと、髪も整うのです。
そして是非、髪の本質を学んでください。
02.髪は他人から”見られる”から上手くなる
私は、生徒さんたちに言っている事があります。
「できていない、と感じても、お着物きて出かけてください!そして、周囲の反応を聞かせてください♬」
ー受講性の声ー
受講生Hさん
着物髪を練習し始めて、2週間ほど経過した方から届いたお便りです。
ご本人は不出来、と思っていたのに、お弟子さん達の目には違って写っているのです。
この現象は、着物髪、あるあるなのですが、ご自身の骨格にあう髪型をチョイスすれば、努力や根性、気合いなどは不要なのです。
これくらいで綺麗って思ってもらえるなら、もっとやったらすごい事になるかも!
髪は他人から”見られる”から、より上達するのです。
03.髪の教室へは通わない
個人的に、お教室へ通ってできる事とできない事があるように感じています。
周囲の印象に残る着物髪になるには、教室へ通ってもできないモノと認識し、私はオンライン専門へ切り替えました。
すると、今までできなかった生徒さんが、周囲の印象に残る着物髪ができるようになったのです。
理由は1つ。
通えばできるようになると思っている。
周囲の印象に残る着物髪になるには
・骨格
・髪の本質
・手の動き
この3つを攻略しなければ、それを手に入れることは非常に難しいのです。
通りすがりのご婦人に
「美しい御髪ね。どちらで結われたの?」
周囲の印象に残る着物髪とは、こういった事だと思うのです。
04.着物髪「やらない方がよい」事とは
これをやめると、周囲の印象に残る着物髪に近づきます。
・逆毛
・スプレーでガチガチに仕上げる
・アメリカピンを大量に使う
・すき毛を何十回も使い回す
05.髪をやるのがうまい人の真似をすると
できない自分をみた時に、不器用なんだな、と感じるようになります。
着物髪が上手にできる人は、ある条件がそろっているのです。
その条件がそろっていない方が、できる方の真似をしてやってもできない、という事実をつくりだすだけなんです。
できるようになりたくて行動したのに、できない自分を生み出してしまい、それを繰り返し、迷宮入りするのです。
本当にできるを実現し、周囲の印象に残る着物髪を目指すのでしたら、うまい人の真似をしない。
参:人を魅了する着物髪
01.周囲が変化する
髪で人生が変わった人たちを多くみてきました。
もう少し細かく言うと、世界の見え方が変わり、生き方が変わった人たちをみてきました。
いつもの街並みが違ってみえて、いつもの人たちが違う視線で自分をみる。
ー受講生、卒業生の声ー
02.髪があるから着物髪ができる
お申込みいただいた方へ、まずはこのお話をしています。
「自分は髪の毛量が多くて、美容室へたびに梳いてもらっているので、少しくらい少なくなっても困らないんです。」
この方たちの9割は、その後、
・髪が薄くなった
・髪が細くなってきた
・前髪の毛量が減ったようんい感じる
・おでこ、こんなに広かったかな
こうなっています。
強めな言い方になりますが、ハゲる時はハゲます。
年齢と共に骨が弱るように、髪も弱くなります。
病気をすれば、髪にハリがなくなります。
高熱を出した日の髪は、おとなしくなっているはずです。
髪だけ元気、なんて事はないんです。
髪は血の余り、なんて言う人もいます。
髪には神経がないので、髪は教えてくれません。
私達がそれを知る時は、
・髪が薄くなったとき
・抜け毛が増えたとき
・写真にうつる自分の姿をみたとき
それが勘違いではなかった、と知るのです。
《最後に》自分でできるを実現させる
このnoteに書いてある内容は、着物髪の極意3ヶ月コースでは1人1人にあった内容で教科書をおつくりし、お渡ししています。
その内容は世界で1つだけのものとし、ご卒業後も活用いただいてます。
ご受講された多くの方は、着物髪はご自身で結い続けています。
着物髪ができるようになり、世界が変わった生徒さんもいます。
再現性の高い着物髪
どうぞ、その世界をご覧になってください。
それでは、お待ちしております。
美髪をつくる「ヘアエンジニア」
髙倉里美