東京スイーツ、みんなで食べれば怖くない。 そう、一人だとためらってしまうこともみんなでやれば怖くない。 三人も集まれば無敵だ。 都内のチョコレートパフェが有名なお店。 店の外には女子の行列。 店内も女子で溢れかえっている。 その中で一番注目を浴びているのが制服を着た男子高校生3人。 お洒落イケメンの風人、眼鏡インテリの健太、巨漢の優平。 この3人の共通点は2年B組であること、そしてスイーツをこよなく愛することだ。 3人の前にチョコレートパフェが運ばれてくる。 優平がすぐに
格差が広がる今の時代、人間が平等に扱われる場所はあるだろうか? 答えを探しに鈴木太郎は今日も銭湯へ来た。 太郎が銭湯の脱衣所でスーツを脱ぎ丁寧に畳んでロッカーに入れる。 弁護士バッチは小さなケースにしまう。 ギターを背負った細身の溝川俊の隣には筋肉質の岩木元気。 元気がニッカポッカを脱いでいるが、俊のギターが邪魔をしている。 元気「兄ちゃん、邪魔なんだよ。銭湯にそんなもん持ってくんなよ」 俊「すみません、でも僕これからライブなんです」 元気「あ?言い訳すんなよ、マナー守
以前シナリオのスクールで書いたシナリオを載せたいと思います。 姑(息子ラブ)と嫁(バリキャリ)が対立する話です。 ストレス溜まったときに野菜を切るとなんだかスカッとしますよね。 主人公の夏美はそうやってストレス発散してます。 【登場人物】 竹井夏美(32)会社員 竹井時子(65)夏美の姑 竹井祐介(35)夏美の夫 九条杏里(32)夏美の同僚 〇竹井家・全景(朝) 同じ形の二階建ての一軒家が立ち並ぶ新興住宅地。 〇同・玄関・外(朝) 門扉に「竹井祐介・夏美」の表札。
主人公の阿部慎二(23)は毎日が2回訪れる特殊能力を持って生まれてきた。自分の能力に気付けなかった幼少期に親友の正人が事故で亡くなってしまう。能力を活かせれば未然に防げたため過去を後悔している。この能力で他人を救うのが自分の宿命と思い、1日目(月曜1回目)に新聞・ニュースチェック、2日目(月曜2回目)に人助けをする毎日。しかし最近は曜日の変わった1日目(火曜1回目)に新聞をチェックすると前の日の2回目(月曜2回目)に防いだはずの事件が防げていない。不思議に思いながらも事件を防
毎日が二回ずつある大学生の金本翔琉(21)はリハーサル日があるおかげで成績優秀、ギャンブルで金持ち、世渡り上手。 欲しいものはなんでも手に入れてきたが翔琉だが、同じサークルのマドンナ桜子の心はなかなか手に入れられない。さらに恋愛下手でシャイなため、 リハーサル日(1日目)があっても本番(2日目)で前日の行いを活かせず話すらまともにできない状態。 ある日、意を決して1日目に告白するも「ごめんなさい。あなたのことよく知らない。私のことも全然知らないでしょ?」と惨敗。 この日を境に
【あらすじ】 20XX年、テレビ東京閉局の日。最後の番組「明日の天気予報」に抜擢された新人アナウンサー三竹俊哉(22)はテレビ大好きの超ポジティブ新人。 大トリを任されたことで調子に乗っている。 しかし最後の番組が天気予報であることに納得していない関係者が複数いた。 「自分たちの番組がトリにふさわしい!」「最高視聴率をとりたい!」「再就職先を見つけたい!」「公開プロポーズをしたい!」と様々な思惑が渦巻く閉局日。 自分の番組をテレ東最後の放送にしようと意気込む各番組関係者達が三
【あらすじ】 自分に代わって別れを告げてくれるという「さよならメッセンジャー」 仙道雄介(28)は「さよならメッセンジャー」として働いている。 優しい性格の仙道は「さよなら」を他人に任せて 簡単に人との縁を切ろうとする依頼人に共感することができない。 また、さよならを言われた相手が可哀想に思えて、同情してしまう日々。 仙道の職場の先輩、吉田智治(45)からは同情を捨てて 仕事をしろと言われる。 仙道は依頼人の今井みさと(37)から死期が近い父に対して 暴言のようなメッセージを